FM Yamashinのコーナー第7回。
病んだ日本語ラップこそ素晴らしい。
FM Yamashin第7回は長崎出身のラッパー「玲音」のアルバム「樹海の歩き方」をご紹介します。
玲音(れいん)はULTIMATE MC BATTLEの長崎大会で2回優勝した経歴を持つ、遍在groupsounds所属のラッパー。
玲音という名前はアニメ「serial experiments lain」の主人公から取ったものらしいです。
(ちなみにserial experiments lainはhuluで視聴可能。哲学的で難解なストーリーですが、そういうのが好きな人はドハマりそうな内容でした。)
怒りや憎しみ、虚無感、依存、執着…渦巻く様々な負の感情が淡々と、そして詩的に語られるリリックに思わず聴き入ってしまいました。
説明しづらいんですが、抽象的な表現と妙にリアルで想像力を搔き立てられる表現がごちゃまぜになっているような、そんな感じもグッとくるものがありましたね。
自分はTHA BLUE HERBやShing02から日本語ラップを聴くようになったのですが、このアルバムを聴いた時、なんとなくTHA BLUE HERBのONCE UPON A LAIF IN SAPPOROを初めて聴いた時のような感動が湧いてきました。
アルバムはわずか1000円(税込)。Apple Musicでも配信されています。
日本語ラップが好きな方、自分の感情と向き合いたい方、病んでる方、このアルバムいかがでしょう?