カメラ・撮影機材

ライカを売る理由。

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こんばんみ。

飛びついて購入したLeica M-E TYP240、実は手放しました。


以前購入した数量限定の希少なLeica M-E TYPE240ですが、色々な理由があって手放しました。
個人的に気に入らなかった理由をここに書き残しておきますので、もし購入を迷っている方がいれば参考にしてもらえればと思います。

1.信頼性の問題

以前の記事に書きましたが、自分が購入した個体は入手してすぐに、後幕シャッターが開かなくなるという致命的な不具合が発生しました。
発売が数ヵ月延期になっており、かなり待たされた挙句、受け取って数日で撮影不能に…。
もうこの時点でかなり心は離れていましたね…。

その問題があってから色々調べてみたのですが、ライカのデジタルカメラは初期不良の多いこと。
撮った画像に縦線が入るとか、ファインダー内のLEDが切れてるとか、EVFの色がおかしいとか、部品がガタつくとか…。

ライカ=信頼性が高いイメージがありますが、電装系の弱さはフィルムカメラ時代から指摘されていたことのよう。
あくまで信頼性が高いのは機械式の話と考えたほうが良いのかなと思えてきてしまいました。

2.レンジファインダー+デジタルの組み合わせが自分には合わなかった

このカメラを購入した理由の一つとして、元々レンジファインダーのフィルムカメラを使っていたので、同じ感覚で枚数を気にせず撮れるカメラが欲しいなと思ったことがありました。

それで実際に使ってみたのですが、そこでまた不満が見えてきました。

まずレンジファインダーの視差の問題。
レンジファインダーは撮影を行うレンズとは別の箇所に付いているため、ファインダーで見た像と撮影される像にズレが起こるのは当然なのですが、フィルムカメラを使っている時は全く気になりませんでした。
おそらく、撮影してから現像して撮れた写真を見るまでに時間がかかるため、フレーミングした時のことを忘れてしまっていたのでしょう…。
しかし、デジタルだと再生ボタンを押せばすぐに撮った写真が見れてしまうため、そのズレが気になってしまうのです。

次にホワイトバランスの問題。
正直TYP240のオートホワイトバランスの精度は悪いです。
国産のデジタルカメラでは見たことないような、ぶっ飛んだブルーな世界を見せてくれることがしばしば…。
フィルムカメラだったらフィルムごとにホワイトバランスは固定なので、シーンと合わなければ多少変なことはありますがぶっ飛んだ色になることはあまりありません。それに撮れた写真を見るまでに間が開くため正確な色を忘れてしまいそれほど気にならないのでしょう。
このTYP240は撮って出しのjpgの色が特徴的な機種なのでできればjpgで残しておきたいですが、ホワイトバランスがぶっ飛んでしまえばjpgはパーです。
なのでやっぱり撮影した後写真を確認しなければならないですし、ズレが気になるんです…。

これらのことがあったため、撮影後に確認して撮りなおすことが多く、フィルムで撮っている時よりもテンポが悪くなってしまうことが多くありました。

3.フィーリングが良くなかった

正確に綺麗に簡単に写すのであれば国産のデジタルカメラのほうが良いですが、趣味性やフィーリングが良いのがライカなのでは?と思っていたのですが、それに関してもやや不満点がありました。

まず握りづらいという問題。
最新のM10だといくらか改善されていますが、TYP240はフィルムカメラと比べるとかなり分厚く、握りづらいです。
またミニマルなデザイン故に掴みどころがなく、ちゃんと握っていないと取り落してしまいそうな不安に駆られました。
フィルムカメラのように巻き上げレバーがあればいくぶん良いのですが、このモデルにはそういったギミックも設けられていません。

それからシャッター音の大きさ。
ライカと言えばシャッター音が静粛なイメージがありますが、TYP240はかなりシャッター音が大きいです。
グキョッ!のような音、もしくはくぎゅ!のような…。それもあまり好きではありませんでしたね…。

あと感覚的な話になってしまいますが、機械式カメラのような精巧さが感じられなかったという点も。
フィルムライカのような機械式のカメラは、操作すると中で様々な仕掛けが連動して動いているのが感じられ、そこに作りの良さ、持つ喜びを感じるという人は少なくないかと思います。
高級時計に機械式が多かったり、中のムーブメントが見えるように作られているのもそれと近い物がありますよね。時間を見るだけであればクォーツのほうが安くて正確ですが、所有欲を満たしてくれるのはやはり機械式です。
しかし往年のM型ライカを模したデザインになっていますが、筐体にデジタル的なボタンが付いていてそれをポチポチ押している感じは…あまり精巧さのようなものは感じられませんでした。

4.写真の方向性の変化

スナップ用として購入したこのカメラですが、今年発生した新型コロナの影響で外出自粛するようになってしまったため、完全に防湿庫の肥やしになってしまいました。
写真自体は自宅で物撮りをすることがあるので撮っているのですが、寄れるしストロボも使いやすいということもありほぼα7RIIIしか使うことがありません。

最近は物撮りの腕を上げて仕事などに活かしたいという気持ちも少しあって、そう考えるとスナップ用のカメラは高級コンデジだけあれば十分かなという考えに変わってきてしまいました。
ならばこのカメラは売ってしまい、そのお金でストロボなどの撮影機材や、ハッセルのレンズなどに活かしたほうがいいのでは…?と。


そんなこんながありまして、結局Leica M-E TYP240は手放してしまいました。

まぁあと近所のカメラ屋さんのダメ押しがありまして、「半年使って愛着が湧いていないなら、あまり相性が良くないのでは?」と。
確かに。

ただフィルムで撮るのは相変わらず好きなので、またぶらぶらスナップが撮れる世の中に戻ったら、フィルムライカを改めて購入しようかなと思います。
M型もいいし、バルナックもありかな?

とりあえずデジタルは懲りました…という話でした。
ではでは。

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やましん
・神奈川在住
・音楽好き
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WEB通販関係の仕事をしながら写真やデザインの勉強中です。
α7RIII・CONTAX G2・BESSA R2Mなどのカメラを愛用しています。
忙しくてやっていませんがPCの洋ゲーも好き。

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