こんばんみ。
少し前にEOS 5D用にSigmaのAPO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSMを購入しましたが、実はまだネックストラップしか持っていませんでした。
今週末に職場の人達とズーラシアに撮りに行く機会があったのですが、その時にこのSigmaの超望遠を持って行くなら一日背負っていられるようなストラップが無いと困るよな…と思いいろいろ検索。
良さそうなものがあったので購入してしまいました。
購入したものはこれ、Peak Designの「Slide」です。
上の動画を見てもらうとわかると思いますが、従来のネックストラップとも、よくある速写ストラップ(スリングストラップ)とも違うちょっと新しいストラップなのです。
まず、超望遠を持ち歩く時にネックストラップだと何が困るかというと、首に数kgの重さがかかって痛くなるし、歩いたりして揺れるたびに胸の上でカメラが暴れてしまうことです。
そんなに長くないレンズであればまだいいのですが、長いレンズだと揺れるたびに右に向いたり左に向いたりしてしまいます。
そこで斜めがけできるタイプの速写ストラップもいくつか見てみたのですが、これもちょっと難点が。
斜めがけできるのでストラップが身体に密着するので首掛けと比べるとかなり重さを感じにくいのですが、カメラとの取り付けが三脚穴に取り付ける部品一箇所になっているものが多いのです。
一箇所で吊られているということはやっぱりブラブラしやすいですよね。超望遠のレンズをぶら下げて歩いていると周りの人にテイルアタックを食らわせてしまいそうです。
そんなこんなでアレでもないコレでもないと迷った結果見つけたのが「Slide」です。
上の画像を見るとわかると思いますが、カメラの上部に元々ついているストラップを通す部分と、三脚穴に取り付けた部品の2箇所で支持できるようになっているのです。
これなら重いレンズでもきれいに下を向いてくれるのでバランスが良く、ブランブラン暴れてしまう心配が無いわけです。
今回自分はAmazonで購入。8,186円でした。
パッケージはちょっとシャレオツな感じ。
写真を撮り忘れてしまいましたが、ディアゴスティーニのパッケージみたいに箱がパカっと開いて中のストラップが見えるようになっています。
店頭で見れると面白いですが通販で買ったので特に意味はなし…。
裏はこんな感じ。
内容物は上の通り。
ストラップ本体、アンカーリンク(カメラに取り付ける留め具)×4、アンカーリンクを取り付けられるクイックシュー(アルカスイス規格)、クイックシューをつけるための六角レンチ、部品の収納袋が入っていました。
(アンカーリンクのうち1つとクイックシューは初めからストラップに取り付けられています)
クイックシューとアンカーリンクの図。
クイックシューはアルカスイス規格の雲台にそのまま装着できることが売りなのですが、残念ながら自分はまだアルカスイス規格の雲台を持っていません…。
良い三脚を買ったら一緒に雲台も買おう。
ストラップの長さを調節できる部分。
シルバーの部品がついていますが、これを起こすだけで簡単にストラップが伸縮します。
アンカーリンクを取り付ける部分。
予めアンカーリンクをカメラのストラップホールに取り付けて…
ストラップ端のパーツにカチッと取り付けてあげればOK。
ストラップの種類によっては簡単に付け外しするために差込バックルを使用しているものもありますが、重さのかかる方向と抜く時に引っ張る方向が同じなので正直不安です。
Peak Designが採用しているアンカーリンクは重さのかかる方向とは逆に引っ張らないと外れないので重いカメラやレンズでも安心です。
ちなみにこのパーツは「CLUTCH」や「LEASH」「CUFF」などと共通です。ハンドストラップのCLUTCHは一緒に持っていると便利かも。
クイックシューは取り付けるとこんな感じ。
バランスはちょっと悪くなりますが、一応つけたままでも机などに置けます。
EOS 5Dに取り付けたイメージ。
一見メッセンジャーバッグの紐のようでかなりシンプルですが、単なるナイロンのベルトではなく、肩に当たる部分にはクッションのようなものが入っています。
またうっすらと模様のようなものが入っていますが滑り止めの役割もあるようで、模様のあるほうを下にしてかけることでグリップを効かせることもできます。
一日ズーラシアで使ってみた感想ですが、やっぱり肩は凝りますし、重いレンズを下げているとそれなりに疲れます…。
とはいえネックストラップとは比べ物にならないほどラクになります。
腰のあたりやお尻の辺りにぶら下げていると、手を下ろした時にカメラのグリップがちょうと掴みやすい部分にあるのでサッと構えられます。
アンカーリンクは余分に付属しているので予めカメラの複数のストラップホールに通しておけば、必要に応じてネックストラップのように使ったり、レンズの三脚座にも付け替えることができそうですね。
そして純正ストラップをつけているよりも機能性重視の玄人っぽくてカッコ良い気がします(個人的に)。
ゴツいので重いレンズを使わないミラーレスにはオススメしませんが、一眼レフには便利だと思います。