こんばんみ。
Xperia Z4に機種変更して約2週間が経過し、そろそろこの新しいインターフェイスにも慣れてきました。
Z3と比べると大した変化が見られないと割と酷評されがちな本モデルですが、みんながみんなZ3からの買い替えではないハズ。
そういうわけでZ1ユーザーだった自分視点での良いと思った点と悪いと思った点をピックアップしていこうと思います。
良いと思った点
■ オクタコア+RAM増量で動作が早くなった
Z1ではCPUがMSM8974 2.2GHz クアッドコア、メモリが2GBであったのに対し、Z4ではCPUが2.0GHz/1.5GHz オクタコア、メモリが3GBにアップして全体的に動作が早くなったように感じます。
Z1の時にgifアニメをライブ壁紙にできるアプリを試してみたのですが、動作が全体的にモッサリしてしまうので使うのをやめてしまいました。
しかしZ4で試してみたところ全然重くなるようなところは見られなかったので、うまくやれば美しいホーム画面が作れそう。
■ Android 5.0が使える
まだ対応している機種が少ないAndroid 5.0が体験できます。
機能面での細かな変更も多々ありますが、やはり目についたのはUIの変更でしょうか。
スルスルとアニメーションしながら表示が切り替わる場面が多く、それがヌルサク感を演出しているような感じです。
あと「ヘッドアップ通知」という機能が追加され、アプリ使用中に電話やメールなどが届くと上からピョコっと通知が出ます。iOSでも上から通知が出ますが、Android5.0だと出てきた通知をスワイプすることで消したり、電話の応答・拒否をできたりするのは良いですね。
■ 画面を簡単に録画できる
Z1の時から電源ボタン長押しで表示されるメニューにスクリーンショットの項目がありましたが、それとは別に「スクリーンレコード」という項目が追加されました。
起動すると通常の画面の上に録画用のボタンや設定ボタンがオーバーレイされ、それをタップするだけで画面を録画できてしまいます。
アプリの紹介動画やプレイ動画を撮るためにrootを取ったり脱獄したり、いろいろと難儀している方は多かったと思いますが、標準の機能としてついているんだから驚きです。
■ 地味に便利な再起動ボタン
スマホをどのくらいの頻度で再起動させるべきから謎ですが、几帳面な自分は1週間に1度くらいは再起動しておきたいと考えています。
前の前に使っていたacro HDの時はテザリングするためにrootを取っていたので再起動が簡単にできるアプリを使用していましたが、Z1でははじめからテザリングできたのでいろいろ天秤にかけた結果rootは取っていませんでした。
そのためZ1で再起動したい時は電源を切る→切れたのを確認してから再び起動させるという作業を手動で行っていたわけですが、Z4では電源ボタン長押しで表示されるメニューに「再起動」の項目があります。
超カンタンです。
■ Lifelogがおもしろい
これはZ4以外でも使えるアプリなのですが、Z4にはじめからインストールされていたので存在を知りました。
AndroidでもiOSでも多種多様なライフログ系アプリがリリースされていますが「Lifelog」の良い点は何も操作せずとも消費カロリーや歩数や、歩いたり走ったり乗り物に乗った時間などを記録してくれる点です。
昔の万歩計などとは違い、位置情報や各種センサーを使ってユーザーの生活パターンを分析することで、ユーザーがどうやって移動しているのか判断しているようです。
他にもその日に撮った写真の枚数や、音楽や動画を再生した時間、ゲームをした時間、電子書籍を読んだ時間、ウェブを見た時間なども自動で取得して記録しています。
「この間はこんなに歩いたんだ〜」という感じでふと見返したりできますね。
悪いと思った点
■ フレームの色がイマイチ
Z1では本体カラーに関係なくシルバーの削り出しアルミフレームが採用されており、良いアクセントになっていたのですが、Z4ではフレーム全体がボディと同じ色になってメリハリが無くなってしまいました。
ブラックのボディカラーに鈍く輝くアルミフレームが高級感あって好きだったんですが…残念。
■ バッテリーの持ちが悪くなった
スペックを見るとZ1のバッテリーが3000mAhなのに対しZ4が2930mAhと、世代を重ねたのになぜか容量が下がっています。
これだけの差だと大したことないように見えますが、スペックの連続待受時間(4G LTE時)を見るとZ1が約700時間なのに対してZ4が550時間になっているので、やはりCPUやメモリの変更で消費電力が上がっているのかもしれません。
Lifelogなどの常駐するプリインストールされているアプリもバッテリーの消費に拍車をかけているかも。
ただ、スタミナモードを使ってスリープ中のいらないアプリの通信をブロックしてあげることで電池の持ちはかなり良くなります。まぁ1日は持ってくれるので自分は許せるレベルかなと…。
■ 発熱しやすくなった
かなり騒がれているところですが、確かにかなり発熱しやすくなりました。
CPUに負荷がかかりそうな作業をすると上半分の背面だけが加熱します。
「触れないほど熱くなる」と言っている人もいるようですが、そこまで大袈裟なレベルでも無い気はしますね。iPadで3Dのゲームをやっているとかなり熱くなりますが、あれと同等ぐらい。
逆にZ1の時が熱くなさすぎたかも。
■ auでは3G回線が使えなくなった
Z4はVoLTE対応端末なのですが、auではVoLTEのデータプランだと3G回線が使用できません。
Z1の時はLTEが入りづらい場所だと3Gに切り替わっていましたが、Z4だと接続しづらくなってしまいました。
自分の生活圏ではほとんど影響は無さそうですが、もし今使っているスマホが頻繁に3Gに切り替わっている場合は考えたほうが良いかも…?
■ simカードとmicroSDのスロットが同じになった
Z1の時はmicroSDに音楽などを入れる際、USBケーブルを引っ張りだすのが面倒だったので毎回microSDを抜いてパソコンに刺していたのですが、Z4ではmicroSDとsimカードを同じトレーに載せて挿入するようになりました。
このトレーを抜き差しする際にカードがポロッと落ちそうになったり、simカードを頻繁に抜き差しするという行為がなんだか精神衛生上よろしくないもんで、嬉しくない仕様変更です。
仕方ないので今後はUSBケーブルで接続するようにします。
■ マグネット充電端子の廃止
Z1の時は端末購入時に専用のクレードルが付属しており、そのクレードルの上にセットすることで充電できたのですが、その端子は廃止されてしまいました。
今後はUSB端子からしか充電できません。
このUSBを毎日抜き差しする行為がパーツの消耗を早めそうで、これまた精神衛生上あんまりうれしくないですね…。
こんな感じでしょうか。
確かにZ3を使っている人にとってはお金を出してまで機種変するスペックではないかもしれませんが、自分のようにもっと古いモデルを使っていた人にはなかなか新鮮な使い心地を味わえるかと思います。
自分はせっかくハイレゾが聴けるようになったので、デジタルで接続できるPHA-1Aなどのヘッドホンアンプを買っていい音で聴ける環境を作りたいです。