こんばんみ。
先日、とうとうEOS 5D MarkIVからα7RIIIに買い替えました。
少し前の記事で書きましたが、ここ最近はプライベート半分・仕事半分のためにEOS 5D MarkIVを使用していました。
その前はSONYの初代α7を使っていたわけですが、仕事でテザー撮影を行うのでPCのソフトがイマイチなSONYは困る…ということでCanonに乗り換えたんです。
ところが職場にEOS 5D MarkIVが複数台導入されたため、わざわざ私物のカメラを仕事で使う必要が無くなり、プライベートのためだけのカメラに乗り換えようかと悩んでいたんです。
そこで浮上したのがα7RIII。
以前使っていた初代α7と比べると全てにおいて進化しており、スペックだけ見れば5Dよりすごそう。
最近集めているフィルムカメラのレンズもアダプター次第で使えるし、荷物も軽くできそうです。
そう思ってからは欲しい気持ちがふつふつと湧き上がり、結局買い換えてしまいました(笑)
ついでにSIGMAのマウントアダプターMC-11も購入。
EFマウントのSIGMA製レンズをEマウントボディで使えるようにするアダプターですが、最近のレンズであればキヤノン製のものでも結構使えるとのこと。
正直これがなければSONYに乗り換えることはなかったと言っても過言ではありません。
手持ちのSIGMA 50mm F1.4を装着するとこんな感じ。
かなりアンバランスですが、SIGMAレンズとアダプターの組み合わせなのでちゃんと一通りの機能が使えますね。
購入した翌日、早速α7RIIIとMC-11、それからEFマウントのレンズをとりあえず2本バッグに詰めて真鶴と湯河原をブラブラしてきました。
実際に使ってみた感想と、写真を載せていこうと思います。
ブログにアップする都合で縮小してしまっているので解像感はあまり伝わらないと思いますが、こんな感じでした。
ちなみに露出をいじっただけで色は変えていません。
ちなみに1枚目のこの写真。
中央下の船着き場を拡大するとこんな感じ。
手持ちでパッと撮った写真ですが、そこそこシャープに撮れているのではないでしょうか。
ちなみに、この日はSIGMAの他にCanonのEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMも使ってみたのですが、こちらはまぁ「概ね使える」といったレベル。
フォーカスエリアの設定がワイドと中央とフレキシブルスポットSだけになったり、AF-Aが使えなくなったり、動画撮影中AFが動作しなかったりはしますが、一応コンティニュアスAFも使えます。ただちょっと迷いやすい気はしますね。
さて、実際このカメラを1日持ち歩いて使って気づいた良いところ、悪いところについてです。
良いところ
・5D MarkIVよりさらにシャープ
5Dの写りにもかなり満足していましたが、α7RIIIはそれ以上にシャープな写真が撮れました。
解像度も高いので、大胆にトリミングしても十分な画質が確保できそうです。
・瞳AFが便利
顔認識なら5Dにもありましたが、一眼レフの場合ライブビュー撮影でしか使えないんですよね。
α7RIIIだとファインダーを覗いていて使えるのでなかなか便利。
てっきり設定したフォーカスエリア内で顔を探すのかと思ってたんですが、瞳AFボタンを押した時はフォーカスエリアを無視して顔を探してくれるようです。あらぬところに合焦するのが面倒で普段はフレキシブルスポットSを使うことがほとんどなんですが、設定は変えずに必要なときだけ瞳AFを使えるわけです。
・若干荷物が軽くなった気がする
5Dと比べると約228g軽いα7RIII。
マウントアダプターをつけてるのでもうちょっとだけ重くなってると思うのですが、心なしかカメラバッグが軽くなったような気がするような、しないような…?
フルサイズ用の大口径のレンズを付けてしまうとやはりそれなりの重さになりますが、これからコンパクトなレンズも揃えれば、身軽に使うこともできそうです。
個人的には沈胴できるHeliar 40mm F2.8が散歩用に欲しい。
・USB経由で充電できる
一眼レフだとあまりない仕様ですが、このカメラはUSB経由で直接充電することができます。
モバイルバッテリーを一緒に持ってでかければ、コンセントが無いところでも充電できて便利です。
悪いところ
・ホールド感がイマイチ
分かっていたことですが、5Dなどと比べるとグリップが小さくホールド感に欠ける感じ。
自分は指が長いのでガッシリと握ると指の先がボディの前面に当たって違和感がある他、グリップの高さも低めなので小指の位置が中途半端になります。
それから5Dだと親指をボタンに触れずに置いておけるスペースがあるのですが、α7RIIIにそういったスペースの余裕はありません。
また小型軽量化された弊害として、大口径レンズをつけるとフロントヘビーになります。それでいてグリップが小さいんで、片手で持った時は下手すると5Dより重く感じるんじゃないかというレベルです。
・起動スピードはやっぱり一眼レフに敵わない
初代α7と比べるとだいぶ早くなった印象ですが、やはり一眼レフ比べると撮れるようになるまでが遅いです。
特にEVFが使えるようになるまでが遅い。撮りたいと思った時、スイッチオンしてサッとファインダーを覗くと真っ暗…それからワンテンポ遅れて見えるようになる感じです。
・メニューが見づらい
Canonのメニュー画面と比べると見づらいと感じます。
Canonだとダイヤルを使い分けることで、カーソルの移動とタブの移動をそれぞれ操作できてスピーディーなのですが、SONYの場合カーソルをポチポチ移動して一番上まで持ってきてタブを移動する必要があります。
あと一つのタブに設定項目を詰め込みすぎなのかな?もう少しジャンル分けなりして欲しいところです。
・無駄に眩しい補助光
α7RIIIは暗いところでAFする時、デフォルトだとオレンジの補助光が出るようになっています。
まぁこれはどのメーカーでもわりとあるのですが、小さいボディの狭いスペースにライトがあるせいで、フルサイズ向けの大きなレンズをつけるとケラレて画角の中央付近は全く照らされません…。
そしてAFの補助という役目は果たせないくせにやたら眩しいという。
スナップを撮る時にピカピカ光ると目立つし恥ずかしいので、買って即オフにしました。
・パソコンでSDカードの中身を消すと面倒なことになる
Canonやフジフイルムのカメラの場合、SDカードを直接パソコンに繋ぎ、データをパソコンに移した後にSDカードに残った写真はすべてPCで消してしまいます。それで特に問題は無かったのですが、SONYの場合問題あり…。
どうやらカメラが写真にインデックスか何かをつけているらしく、カメラを介さずにSDカードの写真を消してしまうと壊れたデータが残っていることになってしまいます。壊れたデータもちゃんと消せるので大丈夫なのですが、どうやら写真はカメラ側で消すのがSONY流らしい。正直めんどくさい…。
それとも正しい使い方があるんでしょうか…?
・バッテリー室のフタに自動でロックがかからない
たいていのカメラはバッテリー室のフタを閉めると自動でロックがかかると思いますが、このカメラは手でフタを押さえながらロックのツマミ(?)を操作しなければなりません。
わざわざこの作りにしているので何か目的があるんじゃないかとも考えられますが、個人的にはフタを閉めるだけでロックされたほうがラクです。
それから微妙にモヤッとするのがバッテリーの向き。普通はバッテリーを入れる時、注意書きのラベルがついているほうを内側にして挿入すると思いますが、このカメラはなぜか注意書きを外側に向けた状態で挿入します。SDカードも端子が見えているほうを外側に向けていれる仕組みになっていますが、なんか奇妙ですよね。
買った直後の使用感としては以上です。
せっかく買い替えたので、はげちょろけになるまで使い込みたいところ。
またある程度使い込んでから、詳しいインプレションなど書けたらと思います。
ではでは。