こんばんみ。
写真の現像ソフトとして最も人気の高いAdobeのLightroomですが、4月4日のアップデートでさらに使いやすくなりました。
今回のアップデータでの変更点の目玉は以下の通り。
・プロファイルがわかりやすくなった
生データであるrawをLightroomに読み込むと、基本的にコントラストや彩度が低めの状態になります。
カメラから出力されたjpegと違い、メーカーによる味付けがなされる前のデータであるためそうなっているのですが、場合によっては下手に編集するよりjpeg撮って出しのほうが良い結果になることも…。
1から編集して綺麗に仕上げるのが難しい場合のために、Lightroomでは以前から「プロファイル」という項目が用意されていました。
この項目から「Camera Standard」「Camera Portlait」「Camera Landscape」…などの設定が選べるようになっているのですが、要はこれはカメラのピクチャースタイルのようなものなのです。
これを設定することで、Canonのカメラで撮った写真の場合はCanonっぽい色合いやトーンに簡単に変えてくれるわけですね。
(本当にCanonのカメラのjpegと同じになるかと言われるとならないと思いますが…)
ただ以前はカメラキャリブレーションというグループの中にひっそりとあったため、実はよく知らない人も多かったはず。
今回のアップデートではこのプロファイルの設定がなんと一番上に移動。露出よりも何よりも、まずプロファイルを選んでね、というワークフローに変わりました。
また以前のような内容がわかりづらい字だけのドロップダウンリストではなく、プロファイル適用後のイメージがわかるサムネイルから選べるようになり、簡単に好みの画を選んで編集を始められるようになりました。
単に見やすくなっただけでなく、新しいプロファイルが増えたのもポイント。
以前からある「Camera Standard」「Camera Portlait」「Camera Landscape」…などは、カメラメーカーによって色やトーンが異なる設定でしたが、カメラごとの色を統一しやすくできるようAdobe独自の6種類のプロファイルが作成されました。
新しくできた「Adobe Color」「Adobe Portrait」「Adobe Landscape」…などのプロファイルを使うことで、複数メーカーのカメラを使う場合であっても、近い色を起点に編集を始められるということだそうです。
また以前は新しく写真を取り込んだ際はプロファイルが自動で「Adobe Standard」になっていましたが、デフォルトが「Adobe Color」へ変更となりました。
「Adobe Standard」はゼロからレタッチする人用というか、かなりあっさりした色の味気ないプロファイルでしたが、「Adobe Color」になったことではじめからカメラ内現像したように色が綺麗に出た状態で編集が始められます。
さらには「クリエイティブプロファイル」というものも追加。
カメラの撮って出しに近づけるものとは別に、フィルム風だったりアートっぽかったりと、インパクトのある設定が簡単にできるようになりました。
よく使うプロファイルはお気に入りに追加しておくことで、簡単にドロップダウンリストから呼び出せるのもかなり良いです。
・プリセットが増えた
プロファイルと比べると使っている人が多いと思われるプリセット機能。簡単に現像設定を呼び出せる機能ですが、デフォルトのもの以外にも自分でプリセットを作ったり、WEBで公開されているものをダウンロードして使うこともできる機能です。
そんなプリセット機能ですが、こちらも今回のアップデートでデフォルトのプリセットが色々と追加に。
それから地味にプリセットのリストにマウスを重ねた際、大きなプレビュー画面が適用後のイメージに変わるようになりました。以前は画面端の小さなプレビューだけが変わっていたので、かなり見やすくなっていると思います。
ちなみにトーンカーブも何か変わったらしいのですが、個人的には何が変わったかわからず…(笑)
情報量が増えた…?そうでもない…?
プロファイルとプリセットのアップデートは自分としてはなかなかありがたいです。
ちょうどカメラの買い替えを検討中だったので、今後は新しいAdobeのプロファイルを使ってメーカーを跨いでも写真の雰囲気を統一しやすくできそうです。
あとマウスを重ねるだけで大きなプレビューに結果が出るものありがたい。VSCOのプリセットを導入しているので、大きなプレビューで見れる色々と選びやすいです。