こんばんみ。
α7RIII用にSigmaの24-70mm F2.8の標準ズームレンズを購入しました。
5Dを使っていた時からF2.8通しの標準ズームが欲しいな〜と考えていたのですが、その時はお財布的な問題でなかなか手が出ず、ズームが必要なときはCanonのEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMという比較的安いレンズでお茶を濁していました。
最近出たフルサイズ用のレンズなので画質もなかなか良く、AF音も静かで逆光にも強いなど良いレンズだったのですが、α7RIIIにMC-11を使って付けるとAFが迷って合わなかったり、機能が制限されるという弱点がありました。
そこでやはりMC-11対応に対応した標準ズームが必要だな、ということでようやく購入したわけです。ボーナスも出ましたし。
購入したのはこちら。
Sigmaの24-70mm F2.8 DG OS HSM。
画質の良さを売りにしたArtシリーズのレンズで、1年ほど前に出た新しい設計のモデルです。
パッケージの中身はこんな感じ。
レンズ本体の他にフード、キャリングケースが付属します。
レンズの外観はこんな感じ。
フードを付けた状態。
焦点距離70mmまで伸ばした状態。
極端に長くなるわけではないので、70mmの状態でもそれほど取り回しが悪くなるということはなさそうです。
見た目もそんなに悪くないですよね。
MC-11を使ってα7RIIIに装着した状態ボディに装着した状態。
コンパクトなα7シリーズのボディに付けると、このレンズのぶっとさが分かります…(笑)
テーブルなどに置くとレンズが太いのでやや上を向いてしまうほど。
自分の場合はストラップをつけるためのプレートをボディに付けているのですが、それのお陰でバランス良く接地している感じです。
前から愛用しているSigmaの50mm F1.4 DG HSMとの比較。
左が24-70mm F2.8 DG OS HSM、右が50mm F1.4 DG HSMです。
長さはさほど変わりませんが、やはり太さはズームレンズのほうが太いですね。
側面のスイッチ類。
上側についているのがオートフォーカスの切り替えスイッチ。
AFとMFの間に「MO」というモードがありますが、これはコンティニュアスAF中でもマニュアルで微調節できるモードみたいです。
下側のOSというスイッチは手ぶれ補正の切り替えです。
前玉はこんな感じで平らなレンズになっています。
レンズの縁ギリギリのところにレンズがあるので、フードをつけてないと触ってしまいそうですね。
フィルター径は直径82mm。結構大きいので保護フィルターもお高いです。
レンズのリア側。
マウント部分にはシーリングが設けられています。
カメラ(自分の場合アダプターだけど)に装着すると、このゴムがピッタリくっつくので水の侵入を防いでくれそうです。
ちょうど下北沢に行く機会があったので、早速このレンズを使ってみました。
ブログ用に縮小しているし、レタッチもしているのでなんとなくの作例として見てください。
上の写真、下の方に奇妙な形のゴーストが写っていますね。
今まで50mmをメインに使うことが多かったのですが、24-70mmがあるとまた違った表現ができて面白いですね。
望遠端のF2.8だとそこそこボケますし、広角端だと大胆にパースを出せるのもなかなか使っていて楽しいです。
歪曲収差はありますが、Lightroomでレンズプロファイル補正を当てればバシッと真っ直ぐになるので問題ないかな?
倍率色収差に関しては自分の撮った写真では全く見られませんでした。
ネットのレビューなどで言われているように、確かに望遠端だとややソフトな気はします。ただ個人的にはそれほど気にならないレベルかなと。
ちょっと気になるのがMC-11使用時の広角側でのAFの遅さ。
コンティニュアスだと割とスムーズなんですが、シングルだとスーッスーッとピントを前後させて確認するような動作をするのでちょっと遅いです。
望遠側だと早いのですが、広角側だとレンズを動かす距離が長くなるのか、遅さが顕著になるように感じますね。
5Dに装着すると広角でも早いのですが、MC-11のファームアップでこのへんの動作を改善して欲しいものです。
今回のお話は以上です。
唯一無二のレンズ、というわけではないのですが、α7シリーズに機能制限無く付けられる24-70mm F2.8というとSONY純正かこれぐらいしか現状ないんじゃないかなと。
(TAMRONから近い焦点距離のものが出ましたが、やや広角側が狭いのと、流通量が少なくてどこ行っても売り切れだった…)
選択肢の一つとして視野に入れてもらえたらなと思います。
ではでは。