こんばんみ。
先日Kickstarterにて、クラシカルなフィルム一眼レフに現代のニーズを取り入れたユニークなカメラを発見したのでご紹介します。
Kickstarterのプロジェクトページはこちら。
先ほども述べた通り、このプロジェクトはフィルム一眼レフに現代の技術やニーズを持ち込んだカメラ「REFLEX」を作ろうというもの。
ぱっと見レトロなフィルムカメラのように見えますが、往年のカメラにはないユニークな発想が散りばめられています。
このカメラの大きな特徴の一つとして、カメラの各部がモジュール化されており交換が可能という点が挙げられます。
まずレンズのマウント部分のプレートが交換可能になっています。
現段階ではM42用、ニコンF用、オリンパスOM用、キヤノンFD用、ペンタックスPK用のプレートが用意されているとのことで、プレートの交換によって様々レンズを取り付けることができます。
比較的で安価で入手しやすいフィルム用の中古レンズですが、マウントをまたいで好きなレンズが使えるとなると選択肢がグッと広がりますね。
またフィルム装填部分も中判カメラのように交換が可能な仕組みになっています。
あらかじめ装填したものを複数用意しておくことでフィルム交換をスピーディーに行なったり、1本使い終わる前に別のフィルムと交換することも可能になります。
フィルムカメラを使っている人ならわかると思いますが、外に出たり建物に入ったりすると明るさが結構違って違うISO感度のフィルムを使いたいな…と思うこともあるはず。
このシステムがあれば好きな時にフィルムを使い分けることができるわけですね。
ストロボの他にLEDの定常ライトが付いているのもユニークな特徴。
実際に使ってないので詳しくはわかりませんが、ストロボの調光が難しい場合はLEDを使えば露出計で明るかが測れるのかもしれませんね。
それ以外にもスマホのアプリと連携してリモートレリーズを可能にすることを検討しているとのこと。
実現した場合は撮影時の露出の設定などをスマホに記録できるようになるそうなので、そういった情報も細かく残したい人には便利な機能になりそうですね。
35mm判の一眼レフとしては革新的な機能を詰め込んだ「REFLEX」ですが、ちょっと気になったのはデザイン。
往年のフィルムカメラと比べると洗練されていないというか、ちょっと荒削りに見えるのが気になります。
加工機で削り出して作れるように設計しているのもあると思いますが、ちょっと「う〜ん?」という感じ。
あと個人的な希望ですが、ヤシカコンタックスマウント用のプレートもあったら欲しかったなーと思いましたね。
CONTAXのボディってどこかしら壊れやすい箇所があったりするので、新品で使えるボディがあったらいいなと考えていました。
でもアイデアは面白くて使いやすそうですし、デザインの問題を克服した新型や、ヤシコンへの対応があればすぐにでも欲しいカメラではありますね。