こんばんみ。
SONYが小型&堅牢さで話題を呼んだコンデジRX0の後継機種「RX0 II」を発表しました。
メーカーのプロダクトページはこちら。
基本的なサイズやデザインはそのままに、様々な機能追加を行っているようで、大まかに変更点をまとめると以下のような感じのようです。
・背面液晶をチルト液晶に変更
最大のポイントやはりこのチルト液晶。
機構的にはSONYのエントリー向けミラーレスやRX100III以降に搭載されているチルト液晶とほぼ同じですが、このサイズのカメラに搭載してくるとは驚きです。
チルト液晶の構造を横から見るとこんな感じ。
自撮りができるということが注目されがちですが、重要なのが地面に置いたときやローアングルで撮影時に液晶が見やすいという点だと思います。
RX0シリーズは液晶が小さいため、前モデルだと角度をつけていると液晶がかなり見づらかったです。RX0IIなら見やすい角度に調節でき、液晶を展開した状態でも防水性は失われないということだそうなので安心して川などに沈めて撮影もできそうですね。
・動画4K30pの内部記録に対応
かなり要望の多かったと思われる、4Kの内部記録に対応しました。
今の時代iPhoneでも4K30p撮れますから、やはりカメラとして買う以上スマホと同等以上の性能が欲しいと思う人は多かったはずです。
解像度が画質に直結するわけではありませんが、後々の編集でクロップや拡大しやすくなるので大きい解像度が選べたほうがありがたいですよね。
・前モデルより1.8倍早い映像エンジンを搭載
前モデルよりも性能のアップした画像処理エンジンを搭載しているそうで、瞳AFの精度・速度や色の再現性が向上しているとのこと。
処理エンジンはそれ以外のレスポンスにも関わってくると思われるので、全体的にサクサク操作しやすくなるのではと期待できますね。
ただ、1型センサーでF4固定のため被写界深度は深めですから、瞳AFの精度が変わって撮れる写真にそんなに変化はあるのかな?という疑問はありますね。
前モデルを使った感じ、わりと近くで人の顔を撮っても顔全体にピントが合っていたので、顔認識AFだけでも十分な気はします。
・動画撮影用の電子手ぶれ補正を搭載
動画撮影時だけですが電子手ぶれ補正に対応しました。
小さくてホールド感がよろしくないカメラなので静止画の手ぶれ補正も欲しいところですが、何も無かった前モデルと比べれば御の字です。
また今後スマホアプリImaging Edge Mobileのアップデートにより、RX0IIで撮影した動画を後処理によってさらに強い手ぶれ補正をかける機能も追加されるとのこと。
・最短撮影距離を20cmに短縮
さりげなく最短撮影距離が50cmから20cmに縮まっています。
前モデルを使っていて広角にしては意外と寄れないなと感じていたので、ありがたいアップデートですね。
個人的に気になるのはオーバーヒートの問題。
前モデルを使用したことがありますが、エアコンのある室内で撮影しても途中で記録が停止してしまったので、新モデルではそのへんがどうなっているのか気になるところです。
4K30pだと前モデルよりも処理の負荷が大きくなっていそうな気がするので、ちょっと不安ですよね。
色々と機能が追加されており凄いという気持ちはあるのですが、自分は買わないかな…?と思います…。前モデルで懲りてしまったので…。
よっぽど防水と堅牢であることにこだわりが無い限り、無難にRX100シリーズを買ったほうがオールラウンドに使いやすいんじゃないかなと思いますね。
お金に余裕があればこういったカメラも持っていたら面白いんですが、今後機材は必要な物に絞っていこうかなと思っているので、これに関してはパスかなと…。
SONYに関しては今後出ると噂されているAPS-Cのフラグシップモデルに期待です。