こんばんみ。
少し前に充電式のストロボ「Godox AD200」を購入しました。
今まではCactusのRF60xとV6IIを使用していたのですが、アンブレラなどを使って広い場所で撮影するにはややパワー不足に感じていました。
V6IIでコントロールできるもっとパワーのあるストロボがあればよかったのですが、Cactusのバッテリー駆動の小型モノブロックストロボであるRQ250は残念ながら開発中止に。
複数メーカーのストロボをV6IIでまとめてコントロールする様な使い方もしていなかったので、Cactusにこだわる理由も無いなと考え始めたので最近評判の良いGodoxのバッテリー駆動の小型モノブロックストロボAD200に手を出してみることにしました。
届いた製品をパッケージから出してみたものがこちら。
モノブロックストロボとしてはかなり安価な物ですが、ご丁寧にキャリングケース入り。
そのまま持ち運びに使えるのでありがたいですね。
ケースの中にはこんな感じで付属品一式が収まるようになっています。
AD200本体がこちら。
大きさ的にはフラグシップのクリップオンストロボがもう一回り大きくなったような感じです。
反対から見るとこんな感じ。
2箇所スライドするスイッチのようなものがありますが、手前側がヘッドの着脱スイッチ、奥側がバッテリーの着脱スイッチです。
本体底部とサイドの2箇所にネジ穴がついており、付属のアンブレラホルダーなどにマウントできます。
またサイドにはシンクロ用の接点と、レシーバーを装着するため端子が用意されています。
基本的には専用のコマンダーを使用することになると思いますが、一応有線でも使用できるので露出計を繋いだりフィルムカメラなどでの使用もできますね。
電源スイッチはサイドのお尻側にあります。
液晶や操作部はこんな感じ。
表示部は基本黒で字だけが光るようになっているので、暗い場所でも眩しくありませんね。
AD200自体にはクリップオンストロボに似たスピードライトヘッドと、アンブレラやソフトボックスを使う前提のフラッシュチューブヘッドの2種類が用意されています。
本体サイドの着脱スイッチを押してからヘッドをスライドさせると上のような感じでヘッドを外すことができます。
フラッシュチューブヘッドに交換するとこんな感じ。
ちなみにフラッシュチューブは寿命になったり破損してしまっても単品で購入できるようです。
また製品にはアンブレラホルダーが付属。
アンブレラスタンドなどのオスダボにかぽっと被せて…
ネジで固定します。
アンブレラホルダーの上部についているパーツはAD200本体につけるオスダボです。
これを本体のネジ穴にねじ込むことで…
上のような感じでアンブレラホルダーに装着できるようになっています。
ちなみにアンブレラはここの穴にすぽっと差せます。
アンブレラを固定するネジはありませんが、縦にしない限り勝手にズレてしまうことはないでしょう。
付属するバッテリーや充電器はこちら。
大容量のリチウムイオンバッテリーを使用しているため、かなりの枚数を撮影できるようです。
充電器は充電状態が4段階で表示されるでなかなかわかりやすいです。
それから別売りのラウンドフラッシュヘッドH200Rも一緒に購入。
これは本体付属のスピードライトヘッドと比べて単体でも拡散しやすい他、追加で別売りのアクセサリーキットAK-R1がマグネットで装着できます。
AK-R1にはディフューザードームやバウンスカード、バーンドアにハニカムグリッド、スヌートや色温度を変える数種類のフィルターなどが付属しているので、多彩な撮影が可能です。AK-R1もそのうち買いましょう。
ありがたいことにラウンドフラッシュヘッドにも専用のケースが付属。
AD200本体に装着するとこんな感じに。
ヘッドが大きいので本体がやや浮きます。
もちろんコマンダーも必要なので購入。
GodoxのコマンダーにはX1Tという上にもう1つストロボをマウントできるタイプと、XProという画面が大きくグループ毎の操作がしやすいタイプの2種類がありますが、安くてコンパクトなのでX1Tのほうを購入しました。
X1Tのほうが3グループしかコントロールできませんが、当分の間はそれ以上必要なさそうなのでこれでも大丈夫かなと。
操作部側はこんな感じ。
表示は白いバックライトに黒字が出る液晶。暗い場所で使うと目に残るタイプですね。
XProだとA〜Eのグループをすばやく5つのボタンが用意されていますが、X1Tだとグループボタンをポチポチ繰り返し押して切り替える必要があります。そのへんはやや不便ですね。
サイドには電源スイッチなどが設けられています。
上面にはテスト発光のボタンとステータスのインジケーターが用意されています。
ストロボ発光時にはここが赤く点灯します。
底面はこんな感じ。
ちなみにシューへの固定はリングを回して行うタイプなので、それほど素早くはありませんね。
購入した機材に関しては以上です。
あと紹介するほどでも無いので写真は掲載しませんが、中古でフォトフレックスのホワイトアンブレラやライトスタンドなども購入しています。
せっかくなので家にあったサボテンを撮って実際に試してみました。
まずはストロボ無し、うっすら差し込む自然光だけで撮った状態。
SS 1/125、F2.8、ISO100です。
以降の写真は基本的にカメラの設定を変えずに撮影しています。
フラッシュチューブヘッドをホワイトアンブレラで反射させて撮影した状態。
照明の位置は真横に配置しています。
わりと自然光で撮ったっぽい感じになっているのではないでしょうか。
照明を左奥に移動させて半逆光で撮影した状態。
照明を左手前に移動させて斜光で撮影した状態。
フラッシュチューブヘッド+ホワイトアンブレラだと光が回りやすいので、1灯でも自然な感じに撮れそうですね。
今度はヘッドの違いを比較してみました。
上はスピードライトヘッドをサイドから直射して撮影した状態。
このヘッドは照射範囲が狭いため結構光が固いですね。
上はラウンドフラッシュヘッドをサイドから直射して撮影した状態。
スピードライトヘッドと比べるとやや柔らかい印象ですが、光が拡散するため少し光量が落ちていますね。
光がきつすぎないので、シーンによっては直射でも使えそうです。
あまりやらない方法だと思いますがフラッシュチューブヘッドをサイドから直射した状態。
反射させていないのでかなり光量が落ちますが、これはこれで自然光っぽいです。
今度は3種類のヘッド+ホワイトアンブレラの比較です。
上は基本となる(?)フラッシュチューブヘッド+ホワイトアンブレラの状態。
上はスピードライトヘッド+ホワイトアンブレラの状態。
フラッシュチューブヘッドと比べると少し影が強くなり印象的な感じになりました。
上はラウンドフラッシュヘッド+ホワイトアンブレラの状態。
陰影的にはフラッシュチューブヘッドとスピードライトヘッドの間ぐらいな感じですが、光量が落ちるのでちょっと使いにくいかもしれません。
若干フラッシュチューブヘッドを反射無しで使った時に似ています。
オマケ。
ラウンドフラッシュヘッドのモデリングランプ直射だけで撮影した状態。
(ISOを少し上げています。)
暗めなので用途を選びますが、一応定常光として撮影することも可能です。
もっと定常光として光量が必要な場合は、別売りのAD-LというLEDタイプのヘッドを使用するのが良さそうです。
今まで持っていたクリップオンストロボと比べると光量が大きいので、アンブレラやソフトボックスを使った本格的な撮影ができそうですね。
乾電池を使わないのでちょこちょこ電池を買い直さなくていいのも地味に助かります。
ゆくゆくはAD200を買い足すか、バッテリータイプのクリップオンストロボであるV860IIを買って多灯のライティングを組めるようにしたいところ。
今後は人物のライティングもできるようにちょっとずつ勉強していこうと思います。
ではでは。