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常用レンズに沈胴と言う選択。α7+Industar-22 50mm F3.5

投稿日:

Industar8

こんばんみ。

先日Amazonで注文していたLマウント→Eマウントのマウントアダプターが届いたので、買ったばかりの沈胴レンズ「Industar-22 50mm F3.5」を実際に試してみました。


届いたマウントアダプターはこちら。

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ヤマト運輸とかで来るのかと思ってたんですが、いつの間にかポストに投函されてました。

中国製のようでパッケージはかなり簡素ですが、
マウントアダプター自体はちゃんと金属製で、すぐ壊れたりする心配はなさそうですね。

安価なのでもしかすると個体差はあるかもしれませんが、とりあえず自分の個体はバリなどはなく、純正レンズなど程ではないにせよスムーズに着脱できました。

おまけで六角レンチが付属。
マウントアダプターにある3箇所の穴にこれを入れて中のネジを緩めると、Lレンズ側のマウントが回転させられるのでレンズの向きを調節できます。

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実際にマウントアダプターとレンズを組み合わせるとこんな感じ。
うん。シンプルなので見た目は悪くないですね。

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こちらは横から見た図。

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レンズを沈胴させた状態だとこのような感じに。
後玉が結構後ろにせり出しますね…。
うっかりセンサーにぶつからないように、長さを慎重に調べてから装着する必要がありますね。


さて、ここで1点、このマウントアダプターの問題点があります…。

沈胴レンズにはフォーカスリングを無限遠に固定しておくロック機構のような部品がついています。

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これを写真で言うと上の三角(?)のパーツを押すことでロックが外れ、フォーカスリングが回るようになるのですが、
Industar-22のボディ側ギリギリにこの部品がある構造と、マウントアダプターの幅広な作りが干渉してしまい、レンズを装着した状態だとロックが外せないのです…。

その為、このレンズとマウントアダプターの組み合わせで使用する場合はロックを外した状態で取り付ける必要があるのです。
ただし、やっぱり無限遠に持って行きたい、という時にも部品が干渉してしまうので、場合によってはロックの部品を外してしまったほうが良いのかもしれませんね…。


さてさて、レンズが実際に装着できるか、長さを見てみましょう。

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測ってみたアダプターをかませた状態で、無限遠でレンズを沈胴させた時の後ろにせり出した長さは約1.3cmぐらいでした。

せり出す後玉の部分の直径は約3cmといったところでしょうか。

カメラ側のサイズを見てみると…

Industar7

何やらイメージセンサーの手前に、センサーを保護する為なのかはわかりませんが、途中から空間がセンサーギリギリのサイズに狭くなっています。
この狭くなっている部分の縦の長さが約2.5cmぐらい。
レンズを沈胴させた時にせり出してくる後玉は直径3cmぐらいなので、恐らくこの狭くなっている部分にぶつかって、センサーにダイレクトアタックすることはなさそうです。(それでもカメラ内部がキズつきますが)

マウント部から狭くなっている部分までの距離は約1cm。
あ…せり出す部分のほうが長いから沈胴させるとぶつかってしまう…。

ただし、先ほど測ったのは無限遠での長さ。
フォーカスリングを最短のところまで持ってくると、せり出している部分の長さは約8mmまで短くなりました。

つまりピントを最短にしておけば沈胴しても大丈夫なようです!
やったぜ。

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実際に装着してみるとこんな感じのルックスになりました。
上はレンズを伸ばしている状態。

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こちらは沈胴している状態ですね。
メカメカしい雰囲気が美しい…!
黒のボディにシルバーのレンズ、このコントラストが目を引きます。
素晴らしい!安レンズだけど!

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展開時と沈胴時の長さの比較はこんな感じ。
かなりコンパクトになりますね。

現時点で発売されているフルサイズEマウント対応レンズの中では一番小さい「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」よりもさらにコンパクトになります。

フルサイズではないEマウントだと「E 20mm F2.8」などコンパクトなパンケーキレンズもありますが、それではやっぱりα7を買った意味が無いというか何というか…。

コンパクトなフルサイズ機でα7にコンパクトな沈胴レンズ…。
実はこれこそスナップに最適な組み合わせなのでは!?と声を大きくしてアッピールしたいのであります。

もうこれを常用レンズにしようかと。


でもでも、
常用レンズにするならば、やはり写りのクオリティは気になるところですよね。

実際に近所で撮り歩いてみました。
クリックするとFlickrで大きな画像が見れるのでディテールはそちらで確認できます。

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以上です。

思いの外シャープに写りますね!

前方に太陽があると盛大にフレアが出たり、周囲の光の入り方によっては青みがかって見えたり、開放で近くのものを撮るとグルグルボケのようになるようです。

青みがかっているのは現像ソフトで補正すれば簡単に消せそうですが、個人的にはレトロな感じが気に入っているのでむしろ活かした写真が撮りたいですね。

古い町並みなどが撮れればなかなか雰囲気のある感じに仕上るかも。
今度人が少なそうな時を狙って鎌倉あたりに撮りに行こうかな?


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やましん
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WEB通販関係の仕事をしながら写真やデザインの勉強中です。
α7RIII・CONTAX G2・BESSA R2Mなどのカメラを愛用しています。
忙しくてやっていませんがPCの洋ゲーも好き。

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