こんばんみ
先日「togetter」で興味深いまとめ記事を見かけました。
その記事がこちら。
↓
zip圧縮して解凍するとデータがちょっと劣化するってホント?
内容はと言うと、
元bms作者で現在はゲーム音楽などの提供を行っているonoken氏がtwitterで「オーディオデータをzipで圧縮して解凍すると音が劣化する」「サーバーにアップしてダウンロードすると音が劣化する」と言う発言をしたことにまつわるものです。
ちなみにonoken氏はこんな感じの曲を作っていた方。
(あとジャジーヒップホップみたいな感じの良い曲を昔聴いたんだけど曲名失念して見つけられませんでした…)
自分が中学生ぐらいの時にHSP(Hot Soup Processor)の勉強をしていた時期があったんですが、HSPのコードだけで書かれたvijoreのPVみたいのがHSPの教本のおまけのCD-Rに入ってして、良い曲だな〜と良く聴いていた思い出が。
このtwitterの件はonoken氏が自分の知識不足による勘違いだったということで収束しましたが、このオーディオ業界ってホントに都市伝説みたいな話が多いですよね。
自分も一時期楽器屋で働いていた時期があったのでよくそういう人を間近で見ていました(笑)
個人的にかなり眉唾だと思った話は、iMacの電源ケーブルを替えたら音が良くなったという話。
確かにピュアオーディオにおいて安定した電源というのは重要と言われますが、これはアンプとかアナログな部分の話じゃないんですかね…?
PCでも電源ユニットを容量の多いものに交換すればパフォーマンスが向上しますが、交換したのは電源ケーブルだけですし、この人の場合オーディオインターフェースを使っていてデジタル→アナログの変換はPCの外で行われていてiMac内ではHDDの読み出ししか行われていていないんじゃないかと。
まさか電源ケーブルを交換しただけでUSBバスパワーの安定性まで向上してオーディオインターフェースのD/A変換の質が改善されちゃうの…?
にわかに信じられない…。
アンプやD/Aコンバーターの電源ケーブルを交換するならわかるが、iMac+バスパワー駆動のオーディオインターフェースの音質が電源ケーブルを交換するだけで良くなるなんて信じない!
絶対に私は信じない!
ちなみに傾向的にはバンドマンよりもDTMを専門でやってる人ほど音質に対する信仰が深く、都市伝説のような話を強く信じている気がします。
そして高い機材やソフトを揃えただけで満足してしまう…。
良い音楽が良い音質だとその音楽をより楽しめますが、
良い音質だと良い音楽と言えるか?と言うとそうじゃないですよね。
きっとこういう眉唾なオーディオ知識に呑まれてしまう人というのは、有名なクリエイターに追いつきたいが為に機材や環境の知識ばかり仕入れてしまい頭でっかちになった結果な気がします。
いろんな音楽を楽しむことをしていないので、ローファイでも良い音楽があるということを知らないのでしょう。
前述したiMacの電源ケーブルの人はいつも音質の話とボカロPの話しかしないような人でした。
クリエイターを目指したいなら音質以外にも目を向けてもっといろんな音楽を楽しめるようになるべきです。