こんばんみ。
6年近くサービスが続いているドキュメントのオンライン管理サービス「Evernote」がとうとう終わりの始まりに直面しているようです…。
というのも、今日こんなメールが来てビックリ。
内容はこちら↓
Evernote は、ユーザの生産性を最大限高めるためのお手伝いをすることだけではなく、弊社のビジネスを可能な限り透明に運営していくことをお約束します。本日は、無料版の Evernote ベーシックに関する、重要な仕様変更についてご連絡差し上げました。
今後、Evernote ベーシックで利用可能な端末の数を 2 台までに変更させていただくことになりました。例えばパソコン 1 台とスマートフォン 1 台、パソコン 2 台、あるいはスマートフォン 1 台とタブレット 1 台といった具合です。お客様は現在、2 台よりも多い端末で Evernote をお使いいただいております。この仕様変更には 30 日の移行期間を設けさせていただきますので、お手数をおかけいたしますが、ご利用端末数の調整をお願いいたします。なお、Evernote プラスまたは Evernote プレミアムの場合、引き続き端末数の上限なくご利用いただくことができますのでご検討ください。
簡単に言うと
「無料会員が利用可能な端末は2台だけに制限するので嫌だったら有料会員になってね」
ということ。
自分は無料会員なんですが、自宅のPC・持ち歩き用のMacbook・職場のPC・スマホの計4つの端末から利用しているので余裕でオーバーです。
そしてさらに極めつけがこちら↓
Evernote の価格プランの改定について – Evernote日本語版ブログ
プラスプラン
月額:240円→360円
年額:2,000円→3,100円
プレミアムプラン
月額:450円→600円
年額:4,000円→5,200円
何とビックリ、無料会員も有料会員もみんながダメージを受ける素敵な仕様変更&改定です。
「有料会員の特典を増やすから有料プランに変えてね!」とか「安くするから全員有料プランに入ってね!」とかならまぁわかるんですが、これ納得する人いるんでしょうかね?
台数制限は困るししょうがないから有料プランにするか〜と思ったら、その有料プランが値上げ。
これで素直に有料プランにアップグレードしますか?自分はしません。
そして待ち構えるMicrosoft。
無料で使えるOnenoteと、Evernoteから簡単にデータを移行できる「Onenote Importer」を携えてあぶれたEvernote無料会員たちをを優しく受け止めます。
これはもう決まりですよね。
Onenoteにお引越しです。
以前からプレミアムプランのアップロード容量が無制限じゃなくなったり、人気サービスのEvernote Foodが終了したり、グッズの販売が終了したり…結構不穏な空気が漂っていましたが、今回の件でいよいよEvernoteの体力が無くなってきたことが露呈してきたような気がします。
個人的にはこういったサービスってお金出しにくい人が多いんじゃないかな…って思うんですよね。
同じ月額サービスでも音楽や映画を楽しめるサービスなら比較的出す人も多そうですが、自分が作ったデータを預けてお金を払うという行為がなんというか「う〜ん…?」となってしまうんですよね…。
同様な理由でDropboxなどのクラウドストレージにもお金は出しづらいです。
ともかく自分は5年近くお世話になっていましたがいよいよそれも終わりとなりそうです。
あ、そういえば移行先としてOnenoteの他にもう1つ気になっているのがSynologyの「Note Station」です。
Synologyは個人〜企業向けのNASを扱うメーカーなのですが、このメーカーのNAS上で動作して複数のパソコンやスマホとドキュメントの同期を行うことができる「Note Station」というアプリケーションがあるのです。
EvernoteやOnenoteのようなWEBサービスだと今回のように悪い方に仕様が変わってしまったり、メンテナンスにより一時的に利用できなくなったり、情報が漏洩したり、サービスが終了してまったりして継続して使えなくなる可能性があるわけです。
そんな時に自分のNASでデータを扱えるNote Stationなら影響を受けなくて安心というわけですね。
元々NASが欲しいな〜と思っていたのでこれはいいキッカケなのかも…?
家庭用の2ベイモデルのDS216jとHDD 3TBのものを2個購入すると約4万ちょい…
クラウドストレージといても使えることを考えるとありなのかなー…