こんばんみ。
先日Contax Gシリーズ用のレンズ「Sonnar T* 90mm F2.8」を購入しました。
Contax Gはオートフォーカスレンジファインダーという珍しいジャンルのフィルムカメラのシリーズ。
レンジファインダー機っぽいデザインですが、オートフォーカスと絞り優先オートを搭載しており、簡単に写真が撮れるカメラです。
簡単な操作で使えますが、レンズは正真正銘のツァイスレンズを使用しており、今でもそこそこの値段で取引されていたりします。
今回購入したのはそのGシリーズ用の交換レンズ「Sonnar T* 90mm F2.8」。
ヤフオクでフード込みで15000円ぐらいで購入しました。
90mmはシリーズのレンズの中でも最安のレンズ。
描写は良いと思うのですが、出回っている数が多いためか、それともAFの弱いContax G1につけるとピントを外しやすいためか、画角が気にくわないのかわかりませんが、まあまあ安く手に入りやすいです。
届いたレンズがこちら。
フードの中がハゲてましたが、レンズの状態はなかなか良さそう。
Contax G1に装着するとこんな感じ。
長くて重心のバランスが悪いので装着するとお辞儀しちゃいますね。
フードをつけるとこんな感じ。
ちなみにフードをつけた状態だとレンズキャップをつけられません。
いちいち付け替えるのがちと面倒ですね。
上から見た図。
28mmのレンズだとギリギリコートのポケットなどに入りそうなサイズでしたが、このサイズだと厳しいかも。
ボディからフード込みで約9.6cmほど突出しています。
にょっきりと長くてかさばりますが、ボディと統一感あるデザイン・カラーなので違和感はあまり感じませんね。
なかなかお上品でカッコいいです。
ちょうど購入後すぐに写真サークルの活動で川越に行く機会があったので、早速このレンズを連れ出してみました。
以下作例をポロポロと。
ブログ用に縮小してしまっているのでディテールはアレですが、なんとなく雰囲気が伝われば。
この包丁屋で撮った写真は結構お気に入りです。
包丁をチラ見する人たちが多重露光のようにショーウィンドウに映っていて良い感じです
みんな大好き猫ですが、真っ白な猫はContax G1にとってはオートフォーカスが掴みづらかったようであんまりピントが合っていません。
これなんかもっとひどいです。
90mm+絞り開放だと被写界深度が結構浅いので、距離計の数字を確認してオートフォーカスが本当に合っているか確認する必要がありそうですね。
この写真も結構お気に入り。
フィルムはフジのNatura 1600とKodak Color Plus 200を使用しました。
Natura 1600の時はF8ぐらいに絞って、Color Plus 200の時は開放で撮ったのですが、絞った写真のほうがわりと上手くいった感じがします。
(開放だとオートフォーカスの弱さが露呈するという問題もありますが…)
デジタル一眼では50mm単焦点をメインに使用しているのですが、90mmという画角も使ってるうちにだんだん楽しくなってきました。
人間の視界に近い35〜50mmと比べるとクセがありますが、自然と主役が目立つ写真になりますね。
スナップやポートレートで活躍してくれそうですが、唯一の問題がやはりオートフォーカスです。
写真サークルの仲間を撮ったのですが、盛大にピントが外れてます。
えー…この状況で外すんだ…と結構ガッカリです。
おそらくTシャツの柄がない部分に合わせてしまったせいで合焦しなかったんだと思いますが、一眼レフと違ってピントが外れていてもファインダーからわかりにくいのはなかなか難しいです。
Contax G2だとオートフォーカス精度が改善されているようですが、G1のボディが1万ちょいで手に入るのに対し、G2のボディは8万前後するのでなかなか手が出しづらいですよね…。
でもレンズは気に入っているので、やっぱり生かしてあげるためにG2買うべきなのかなぁ…。
※余談
Contax G1は購入した時から28mmのレンズが装着されていたのでリアキャップが無かったのですが、レンズを増やして一つ問題が。
90mmだとこんな感じで後玉が飛び出していない構造のため、浅いリアキャップが付属しているのですが、
28mmだとこんな感じでガッツリ後ろに飛び出しているので、90mmのリアキャップが使い回せないんです。
28mm用のキャップ、またヤフオクで買わないとなぁ。
ではでは。