写真・カメラ

Leica M-E(TYP240)を購入しました。が…

投稿日:2019年8月24日 更新日:

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こんばんみ。

私、ライカオーナーになりました。


少し前に当ブログでご紹介した「Leica M-E TYP240」ですが、ついについに購入することができました。

まさか現世で新品のM型ライカを購入する日が来るとは思っていなかったので、感無量。缶無料です。

さて、さっそく購入した物を御覧に入れましょう。

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まずパッケージの外観。
それほど大きくないカメラなのに、驚くほど箱は大きいです。

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箱をパカッと開くと、さらに中には箱が。

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上の部分にカメラ本体、下の引き出しには説明書やバンドルのAdobeソフトの冊子、アクセサリー類などが入っています。

まるで裁縫箱のようなパッケージです。
もしくはおせち。

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カメラ本体がこちら。

ザラザラとしたグレーのカラーリングが素敵です。
元のTYP240のブラックペイントは昔からのツルツルした質感のペイントでレトロな雰囲気を醸し出していますが、こちらは最近のカメラのトレンドに合わせたのかシボ加工のようになっています。
塗料に何か混ぜてあるのか、光に当てるとラメのように鈍く輝く表情豊かな仕上げです。

グリップ(?)の部分の貼り革には本物のレザーが使われてるため、少し柔らかく触り心地が良いです。

あと元のモデルにある大きな「M」の文字はありません。

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背面。
ボタン類は整然と並べられていて、カメラの雰囲気を壊さないようになっているのが素敵。

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軍艦部。
フィルムカメラと違い、巻き上げレバーや巻き戻しクランクがないためかなりあっさりした印象です。

M10を除くデジタルM型ライカはフィルムカメラより奥行きがあるため、ここがやや野暮ったく感じられるのが残念なポイントではありますね。

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軍艦部のスイッチ類は全て右手側に集中しています。

電源・ドライブモードの切り替えスイッチはレリーズと同軸になっており、見て確認しなくてもオンにしやすいです。
力加減を間違えると連写モードになってしまうこともありますが、まぁデジタルなんで無駄撃ちしてもいいよね。

その左はシャッタースピードダイアル。
Aにすると絞り優先オートに、それ以外にするとマニュアルに設定できます。
この辺の操作感は富士フイルムが近いと思います。
シャッタースピードの最速は1/4000。

レリーズボタンの右の小さなボタンは動画撮影ボタン。
ワンプッシュで即座に撮影が始まるので咄嗟のチャンスに強いと言えば強いですが、手ぶれ補正も何もないので咄嗟の撮影ではガクガクの手ぶれムービーに…。

本格的な動画を撮るためのものではなく、あくまでもメモ的に使うものかな?と思います。

ただ、TYP240だけで撮られた映画も存在します。

このカメラ、動画撮影中はピーキングや拡大表示ができないようで、HDMIを使った外部モニターも使えません。
これで映画を撮るとはすごい根気と愛ですね。

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底面はこんな感じ。
透明の保護シールが貼られています。剥がしてもいいのですが、机などに置いた時にキズつかなくて安心なので自然に剥がれるまで放っておきます。

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底蓋はフィルム時代のライカと同じように、ツマミを回して開けることができます。

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底蓋を外すとこんな感じに。
バッテリーとSDカードスロットが設けられています。

一応このカメラは防塵防滴を謳っており、底蓋のバッテリーやSDカードスロットにかかる部分にはゴムのパッキンのような物もついています。

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内部にはマルチファンクショングリップを繋ぐための端子が付いていますが、M-Eではテザー撮影などの機能は使えないようです。
一応つけるだけならできる、って感じですね。

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背面のボタン類。
右手側には十字キーとインフォボタン、それから拡大表示や露出補正に使用するダイアルがついています。

インフォボタンを押すと現在の設定やバッテリー残量・SDカードの残量が1画面で見れるので便利です。

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左手側のボタン。
ボタンの機能は読んで字のごとくって感じですが、なぜデリートボタンとメニューボタンの間にisoボタンが来るのかはちょっと謎な配置。

あとisoボタンを押すとisoに関するメニューが出てくるのですが、十字キーやダイアルで選ぼうとするとメニューが閉じる(笑)
実はisoのメニューはisoボタンを押しっぱなしにしながら操作しないといけないんです。
初見でわかるか!

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前面にもボタンが1つあり、ここを押しながら背面のダイアルを回すことで露出補正の設定を変えることができます。

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巻き戻しクランクがあるであろう場所にあるこの穴は、どうやら動画撮影時に使用するマイクのようです。

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ファインダー。
後述しますが、このカメラはLEDでブライトフレームを光らせているのでファインダーの横に採光窓がありません。
この辺はフィルム時代からレンジファインダーカメラが好きな人にとっては「ん?」となるデザインの変化かもしれませんね。

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フロントには大きなライカのロゴ。
赤というより朱色ですね。

ちなみにTYP240のロゴは他のモデルと比べると一回り大きい。
某所のライカストアの店員さんはこれに関して苦言を呈していた…(笑)
なんでこんな大きくしちゃったんですかねーと。

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なぜかミラーレス一眼のほとんどは電源オフ時はシャッターが開きっぱなしになるようになっていますが、このカメラはフィルムカメラに倣ってちゃんとシャッターが閉まります。ホコリなどが入りにくくて安心です。

マウントの右下にグレーの何かがありますが、これはレンズの6bitコードを読み取る仕掛けのようです。
6bitコードがついたレンズを装着することで、オート撮影時のシャッタースピードの下限を自動で「1/焦点距離」にしたり、Exifにレンズ名を入れてくれたりするようですが、残念ながら自分は6bitコードがついたレンズを一つも持っていません…。
あと単純にレンズがついている、ついてないを認識する役割もあるようです。

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ホットシューにはロック機能がついたプラスチック製のカバーが付属。
安っぽくはありますが、EVF用の端子を保護する役割もあるので地味に大事。

まだEVFは買っていませんが、今後ピント合わせの難しい望遠レンズや本体のファインダーで画角が見れない超広角レンズを買った際はEVFも揃えたいところです。

ちなみに本体のファインダーは昔のレンジファインダーと比べてかなり見やすくなっています。

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上はTYP240のファインダー。
ブライトフレームが採光ではなくLEDになったため、薄暗い室内でもビシッと見えます。
なんだかサイバーな感じです。

LEDになったことによって眩しくなったりしないの?と思うかもしれませんが、カメラを向けた方向の明るさに合わせてフレームの明るさも自動で調節されるためちょうど良いです。

ちなみに下の部分に「2500」と表示されていますが、これはisoオートの上限が2500に設定されていることを示しています。
カメラを起動するとまずisoオートの上限が出て、起動後一度レリーズボタンを半押しすると露出補正の値が出て、その後はシャッタースピードが出る、という流れですね。
シャッタースピードがマニュアルの場合はM6などと同じような矢印が出てオーバーかアンダーかを示します。

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上は以前から愛用しているBESSA R2Mのファインダー。
薄暗い室内だとフレームも薄くなります。

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レンズを付けた様子。
上はフォクトレンダーのCOLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIです。

ずんぐりしたボディに鼻ぺちゃなパンケーキレンズ。
私はこれをブルドッグスタイルと呼んでいます。

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ツァイスのPlanar T* 2/50 ZM。
これでも割と小柄なレンズなので取り回しが良いです。

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ライカ風で有名なコンデジ、フジのX100と並べるとこんな感じ。
フルサイズとAPS-Cなのでやはり一回りサイズが違いますね。

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上から見るとこんな感じ。

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Mマウントのレンジファインダーカメラ、BESSA R2Mと並べるとこんな感じ。
正面から見るとほぼほぼ同じぐらいの大きさでしょうか?

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上から見るとM-Eのほうがだいぶずんぐりした印象を受けますね。
BESSAのメカメカしい軍艦部が好きなので、M-Eはちょっと上が寂しく感じます。

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揃い踏み。
やはりどちらもカッコいい。

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付属品一覧。

充電器のケーブルは2種類のコンセントプラグに加えてシガーソケットに挿すプラグまで付属。

恐らく国内用のプラグしか使わないと思いますが…もしかするとライカのカメラを持って海外に羽ばたけと言うメッセージなのかも。
そんなことないか。

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充電器にもしっかりロゴ入り。

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収納袋はバッテリー用が1つ、充電器やケーブル類の袋が2つ付属します。

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ストラップはこんな感じの…ちょっとダサいものが付属。
肩当ての部分だけゴム?シリコン?のような成型素材で、あとはナイロンのベルト。なんだか大昔のカメラの付属ストラップみたいな洒落っ気の無さ。

ただこのストラップの金具が地味に優れもので、二重リングのように爪を傷つけることがなく、力も要りません。

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最初はこういう状態になっているので…

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プラスチックのパーツを下に下げます。

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すると金具が回せるようになるのですが、金具のストラップに隠れていた部分、ここが非常に簡単にカメラに通せるようになっているんです。

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ほらほら。

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通ったら金具の向きを戻し…

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プラスチックのパーツを引き上げれば完成です。
すごく良いですよね。

カメラ自体に金具がカチャカチャ当たることが無いのもグッドです。。

一応肩当ての部分も工夫があり、体に当たる面はイボイボになっているので、肩がけしても全くズリ落ちません。

ナイロンのベルトは柔らかく嵩張らないので、手に巻いて使うときも邪魔にならないというメリットも。

使い勝手は悪くないので、お洒落なストラップを買うか非常に悩みます。

外観に関してはそんなところでしょうか。


受け取ってからまだ400枚ほどしか撮れていませんが、現段階で気づいた良いポイント・イマイチなポイントをご紹介します。

良いポイント

・絵作りが自分好み
デジタルM型ライカは機種ごとに絵作りが違います。
TYP240は他の機種と比べると発色が落ち着いた感じで、スモーキーな雰囲気。
鮮やかすぎると自分のイメージにあまり合わないので、TYP240はとってもちょうどいいです。

・ライブビュー撮影ができる
レンジファインダーカメラなのにライブビューを使うのは邪道、と思う方も多いかもしれませんが、やはりレンジファインダーというのは弱点の多いシステムでもあるのでそれをカバーできる選択肢があるのはありがたいです。
二重像で合わせづらい被写体や暗くて見づらい時、開放で撮りたい時の細かなピント合わせ、三脚に載せて撮る時などに役立ちます。

・ライブビュー時の自動拡大が地味に便利
普通のミラーレス一眼にオールドレンズを付けた場合、電子接点が無いのでフォーカスリングを操作してもボディ側が無反応なのが普通ですが、このカメラでは自動で拡大表示することが可能です。
距離計連動のローラーが動くことで反応しているんだと思いますが、なかなか便利です。

・電池持ちがまあまあ良い
ライブビューを使うと減りを感じますが、ファインダーだけを使った撮影をしていると比較的持ちがいいです。
半日ほどブラブラ散歩しながら200枚ほど撮影して、バッテリー残量は約90%でした。

イマイチなポイント

・押しながら回す系の操作が多い
露出補正やisoの設定がボタンを押しながらダイヤルを回す操作なので微妙にやりにくいです。
M10でisoダイヤルがついたのはやはり良いなーと思いますね。

・測光モードの自由度が低い
このカメラのデフォルト設定「クラシック」の測光方法はシャッター幕に当たった光を測る方式になっていて、測光範囲は中央重点測光のみになっています。
一応別の測光モードも用意されているのですが、そちらはアドバンスドという名前でCMOSセンサーを使った測光方法になっています。その場合はスポット測光・中央重点測光・マルチ測光から選べますが、実質ライブビューと近い操作になるのでレスポンスが低下する・バッテリーの減りが早くなるなどの心配があります。

・意外と音がデカい
ライカと言えば静かなシャッター音のイメージがありますが、この機種に関してはそこそこのシャッター音がします。自分の手持ちのカメラで比較すると、α7RIIIより確実にデカいです。
あとライブビューをオンにする時もシャッターを開く大きな音がします。

・分厚くて変な握り心地
フィルムライカと比べると分厚いため、握った感覚がイマイチしっくりこない感があります。
握っているというか、握らされている感覚。ってわかりますでしょうか?
世の中には握るためにデザインされたものがたくさんありますよね。一眼レフのグリップとかパソコンのマウスとか、スポーツで使うバットやラケット、杖のハンドル、工具、ゲームのコントローラーなどなど。こういった物って軽く握っているだけで手と一体になってそう簡単に落ちたりしないと思います。
この分厚いボディはちゃんと握っていないと取り落してしまうような不安を感じます。

良いポイント・イマイチなポイントは以上です。
早いサイクルで新機能を盛り込んでくる日本製カメラと違う、M型ライカはシーラカンスのようなもの。
撮る時の操作感や撮って出しの雰囲気はとっても良い物ですが、国産のカメラと比べるとちょいちょい使いづらさも感じます。そういった点も許容し、余裕を持って付き合っていきたいカメラだと感じますね。

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さて、そんなLeica M-E TYP240ですが、本日購入したマップカメラに返送しました。

そう、また初期不良です。

家でパシャパシャ撮って試していたところ、急にレリーズボタンが効かなくなるという「?」な状況に。
変だな~と思いながらライブビューに切り替えると、システムは生きているのに映像は真っ暗。
もしやと思いレンズを外してみると、普段は見えないはずの後幕が閉まったまま動かなくなっていました。
まだ400枚ぐらいしか撮ってないのに…。

ライブビュー機能をオンオフしたり、センサークリーニングモードにしても開く気配は無し。
結局マップに連絡して返送しました。
とりあえずライカジャパンで診てもらったりするようです。

マップの対応としては、初期不良なので普通のカメラであれば交換になるそうなのですが、このカメラは数量限定で数が少ないのでおそらくライカジャパンにも交換できるものが無いのではないかと、その場合修理対応になりますが、箇所によってはドイツ送りになって数か月かかるかも…?とのこと。

もうひとつ心配なのが、ライカジャパンで診てちょっと突っついたら直りました~みたいな感じで返ってこないかという点。
こういう現象って一度起こるということは部品を変えない限り根本的な解決は望めないと思いますが、それがパーツ交換せずに直ったことになって返ってきてしまったら最悪だなと…。
まぁとにかく今はモノを診てもらって返答を待つしかありません。
はぁ…。

ここ数年、高額な買い物をすると結構な確率で不良品ばかり。
そういえば中古で買ったLeica M5も不良品だったなぁ…。

一応横浜でちょろっと試し撮りした写真があるので、後日別の記事で公開しようと思います。

ではでは…。

※追記

上がその壊れた状態のM-E。
シャッター幕に当たる光で測光するカメラの場合、普段見えている先幕の中央部分は薄グレーになっていますが、上の写真は真っ黒のシャッター幕が出ています。
つまりこれ、撮影後はすぐに退くはずの後幕が出たまま動かなくなっているんです。
このトラブルってよくあるんでしょうかね?

-写真・カメラ

執筆者:


  1. 5548375 より:

    お盆前に届いたロットでしょうか、私のは先週末に届きました。
    因みにS/Nは5548375です。
    故障の件、お見舞い申し上げます。
    生産台数が少ないのでここにも仲間がいますよ!とお声がけさせていただきました。

    • yamashin より:

      コメントありがとうございます!
      おそらくお盆明けにお店に届いた分だと思います。
      不具合の件は、ありがたいことに交換用の在庫があったとのことで新品に交換していただけました!

      世界で700台だそうなので、日本で何人の方が使っているのか気になりますね(笑)

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やましん
・神奈川在住
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WEB通販関係の仕事をしながら写真やデザインの勉強中です。
α7RIII・CONTAX G2・BESSA R2Mなどのカメラを愛用しています。
忙しくてやっていませんがPCの洋ゲーも好き。

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