こんばんみ。
Kickstarterにて、あのRolleiが新しい二眼レフカメラのプロジェクトを掲載しています。
Rolleiと言えば二眼レフカメラの元祖とも言われるメーカー。同社の二眼レフにもいくつかのシリーズがありますが、カール・ツァイスのレンズなどを採用したRolleiflexシリーズは今でもウン十万円で取引されています。
さて、そのRolleiが発表した新しい二眼レフがこれ。
Kickstarterのプロジェクトページはこちら。
二眼レフとしては珍しい、インスタントフィルムを使用したカメラです。
フィルムには富士フイルムのinstax mini用の物を使用。ちょっと前に出たライカのゾフォートもinstax miniなので、そのへんとも使いまわしが効きますね。
後述するとあるメーカーが数年前に発売した以外では、二眼レフのインスタントは恐らくないのではないでしょうか?
フィルムバックを使う中判カメラだとポラバックと呼ばれるポラロイドフィルムを使える物もあったのですが、二眼レフだとたぶん無いはずです。たぶんですけど。
往年の二眼レフのデザインを踏襲しており、見た目にも可愛らしいですよね。
サイズ的には中判の二眼レフよりやや小さいぐらいでしょうか。
もちろん二眼レフなのでウエストレベルファインダーを上から覗き込んでフレーミング・ピント合わせを行います。
ピントは側面のフォーカスホイールで行う仕組み。撮影距離は48cm〜無限遠だそうです。
その下のスイッチでEVの±が設定できます。詳しく書かれていないのですが、1EV分上げ下げできるんでしょうかね?
フロントのレンズ下にあるホイールでは絞りの設定が可能だそうで、F5.6〜F22の間で調節できるようです。
これも詳しく書かれていないのですが、恐らくF5.6・F8・F16・F22の4段階になるのではないでしょうか。
最短撮影距離48cmでF5.6だと、背景ボケを活かしたテーブルフォトなども撮れそうですね。
最近のインスタントカメラはファインダーが簡素なビューファインダーになっているものが多く、ピント合わせもゾーンフォーカスで大まかな印象です。
ただこのカメラならきっちりとフォーカシングできますし、ボケや露出のコントロールも自由度が高そうですね。
フロントにはRolleiflexの文字が。「R」のフォントがRollei感ありますね。
昔のRolleflexと比べるとゴチャゴチャしてメカメカしい感じが薄いのがちょっと残念でもあります。
操作部の全体像はこんな感じ。
さり気なくビルトインフラッシュがついているのも二眼レフとしてはユニークです。
背面はこんな感じ。
ファインダーには拡大鏡もついているので、より緻密なピント合わせもできますね。
そんな「Rolleiflex Instant Kamera」ですが、実は数年前にそっくりなカメラ「MiNT InstantFlex TL70」という物が出ています。
そっくりと言うかロゴ以外ほぼ一緒…笑
今回のこの新製品は、おそらくこのInstantFlex TL70を作ったメーカーからのOEMなのではないでしょうか?
Rolleiがゼロから開発したわけではないとするとちょっと残念ですが、instax miniのフィルムできっちり作り込んだ写真が撮りたいなら最良の選択肢だと思います。