カメラ・撮影機材

Adobe Lightroomの自動調節がパワーアップ。

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こんばんみ。

先日Adobe Lightroom CCに新たなアップデートが入り、自動調節がパワーアップしました。


今回のアップデートはLightroom Classic CC、Lightroom CC、Lightroom CC for iPad、Lightroom CC Mobileなど、PC向けからスマホ版まで一通りのデバイスのアプリが対象になっています。

リリースノートには

新しい「自動」調節:自動調節機能が再設計され、さらに望ましい結果が得られるようになりました。この新しい自動調節では、Adobe Senseiの高度なニューラルネットワークを使用して写真を解析し、プロが編集した何万もの写真と比較することで、美しく魅力的な写真を作成します。

とあります。

今までの自動調節は恐らくヒストグラムなどを基準に行なっていたのではないかと思うのですが、明るくなりすぎたり撮影者の意図しない仕上がりになってしまうことが多くありました。
自分もだいぶ前に一度自動調節のボタンを押したことがあるのですが、イメージしていたものとは違う全体的にまんべんなく明るい画になってしまって以降、自動はダメだなと長らく触っていませんでした。

さて、今回のアップデートで一体どう変わったのか実際に試してみることにしました。

使用するのは上の写真。
ややアンダー目に撮ったもみじと小川の写真のrawデータです。
各パラメータと写真を一緒に見やすいようにiPadでスクリーンショットを撮っています。

上の写真はアップデート前の旧バージョンのLightroom CC for iPadの自動調節の結果。
明るくしてくれたのは良いのですが、もみじの葉っぱが明るくなりすぎて本来の色が出ていません。
パラメータを見ると露光量と白レベルがガッツリ上がっています。

そして上の写真はアップデート後のLightroom CC for iPadの自動調節の結果。
全体的な明るさは旧バージョンと大きくは変わりませんが、もみじの色などがきちんと伝わるように補正されていますね。
パラメータを見るとハイライトとシャドウを使って白飛び・黒つぶれを抑えるように調節しているのがわかります。
この全体の明るさが撮影者の意図と合致するかどうかは別として、明らかに微妙な結果の旧バージョンと比べると格段に良くなっていると思います。

意図して暗く撮った写真・明るく撮った写真の自動調節はやはり難しいと思いますが、見れる写真にはなるので、一度全部自動調節をかけてから自分の理想に近づくように調整していくような使い方も良いかもしれませんね。
少なくとも記録的な目的で撮った写真に関してはこれでザックリと調節してしまうのもありかもしれません。


先日のAdobe MAX 2017でもAdobe Senseiを利用した開発中のPhotoshopのデモンストレーションが行われるなど、機械学習を利用したツールへの注目が高まっていますね。
今後のアップデートが実に楽しみです。

ではでは。

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