こんばんみ。
撮影のお供に便利なLEDのワークライトを購入しました。
少し前から記事にちょこちょこ名前を出しているDominic Büttnerという写真家の「Dreamscape」という写真集。
この作品が非常に自分好みだったので、同じ様な撮影手法をしたいと思って徐々に道具を集めています。
このDreamscapeはバルブ撮影をしながらカメラマンが景色をライトで照らしながら歩いて撮られているのですが、周囲をまんべんなく明るくするには広範囲を照らせるライトが必要で、普通の懐中電灯では不可能です。
Dominic Büttnerはスタジオ向けの定常光ライトにHONDAのポータブル発電機を繋いで使っているようなのですが、真似するにはそこそこお値段しますし、必要な機材が重くなりすぎて持ち出すのが大変です。
広い範囲を明るく照らせて、バッテリー内蔵でカメラバッグなどに入れて簡単に持ち運べる物は無いか…と色々探してみたところ、見つけたのがGENTOSというメーカーのワークライト。
GENTOSは日本のLEDメーカーで、懐中電灯やヘッドライト(頭にかぶるほう)、ランタンからデスクライトまで幅広く手がけている会社です。
これらのラインナップの中にワークライトという物もあり、これは工場や建設現場などで作業を行う人が使うためのライトです。作業を行うためのライトなので照らす範囲が広く、自分の用途にピッタリ。
今回購入したものはGZ-113というモデル。
GENTOSのワークライトはかなりラインナップがあるのですが、これはコンパクトさを売りにしたシリーズのモデルのようです。
このモデルは照射角度が120°と広く、明るさは500ルーメン。
内蔵バッテリーフル充電で3時間の使用が可能で、防塵防滴&2mの落下耐久を備えています。
開封してみると付属品は上の写真の通りで、本体の他にUSBケーブルとACアダプターが付属します。
USB給電なので出先でも充電しやすくてありがたい。
本体はこんな感じ。
普通の懐中電灯と違い先端で照らすのではなく、棒状の側面に光源がついています。
光源には高輝度白色COB LEDという物が使用されています。
小さなLEDを複数並べているのではなく、黄色い部分全体で光るような感じなので、複数の影が出るなどの不自然な光になりません。
このへんも撮影に使う上でいいなと思ってGENTOSの物をチョイスしました。
手に持ったサイズ感はこんな感じ。
このモデルの場合長さは約18.4cmとそれほど大きくないので、カメラバッグに入れてもそれほど苦にならないでしょう。
電源ボタンは裏面中央付近に設けられています。
ライトを前方に向けるように持つとちょうど親指がくるあたりなので見なくても押せます。
また裏面上部にはベルトなどにかけられるようフック状になっています。
横から見るとわかりやすいですね。
ベルトや腰袋にかけるのはもちろん、自分の場合リュックのショルダーハーネスに取り付けて使ったりもしています。
さらにS字(?)っぽいフックもついているので、細かい場所に吊り下げるような使い方も可能です。
ライトの赤い部分の底部は強力なマグネットを内蔵。
赤い部分の角度が変えられるので、くっつけた状態でも狙った場所を照らしやすいです。
赤い部分を開くとスタンド的な使い方もできますね。
ちなみに充電はサイドのフタを開いて行います。
実際に光の感じがわかりやすいように外に持ち出して撮影してみました。
GZ-113と懐中電灯を地面に並べてみた図。
左がGZ-113、右が懐中電灯です。
上は懐中電灯で25mほど先の壁面を照らした写真。
中央だけが明るく照らされています。
上はGENTOSのGZ-113で照らした写真です。
懐中電灯と比べて非常に広い範囲がまんべんなく明るくなっているのがわかるかと思います。
Dreamscape的な手法で撮影。
先日ご紹介したリモコン「RMT-P1BT」を使って、バルブ撮影をオンオフしました。
こちらも同様の手法で撮影。
普通は暗いところで撮影するならストロボを使用すると思いますが、ライトを持って歩いたところが明るくなるので奥行きのある撮影が可能です。
もちろんこういったバルブ撮影だけでなく、明かりのない場所での機材のセッティングにも便利です。
今回購入した物は500ルーメンですが、投光器型のモデルではなんと4000ルーメンのモデルも存在します。そのぶん本体が大きく持ち運びは不便になりますが、広大な場所での撮影にも対応できそうですね。
その他にも高演色(Ra95)のモデルも用意されています。通常のモデルでもそれほどおかしな色になっている感じはしませんが、もっと厳密な色を出したい場合はそちらもオススメ。
こういった撮影がしたいと思っていた方、作業灯が欲しかった方、いかがでしょう?