こんばんみ
自宅で使っているデスクトップPCをリニューアルしました。
長らくCore i7 960を搭載したデスクトップPCを使っていたのですが、さすがに8年も前のCPUにメモリなので4000万画素オーバーの写真を編集しているとかなりモタつきます。
そこで最近は2017年頃に購入したMacbook Proで写真を編集するようになりました。
デスクトップPCよりもCPUは良いものなのでまぁまぁ使えてはいたのですが、ノートPCなのでraw現像をしているとファンがかなりうるさい、内蔵ディスプレイの色が正確じゃないなどのデメリットもあり、だましだまし使っている感はあったんですよね。
色々考えた結果、写真の編集はデスクトップPCに任せるのがいいんじゃないかという結論に至り、デスクトップPCの中身をごそっとリニューアルすることにしました。
善は急げってことで、思い立ったが吉日。
決めた翌日にヨドバシカメラに行って色々パーツを買ってきました。
今回購入した物がこちら。
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・Intel Core i5 9600K
今回のアップグレードの肝でもあるCPU。
現行の第9世代のCPUです。
i5と言うと控えめな性能なのかなという印象ですが、比較サイトなどを見ると前使っていたi7 960の2.5倍程度のスコアが出ています。やっぱり新しいほど凄いんですね…。
どうせならもっと上のを買ったほうがいいかも…?とも考えましたが、ソケットがLGA1151なので、もしこれで不足を感じても上位のCPUに乗り換える選択肢もありますし、とりあえずこれで試してみようかなと。
・ASRock Z390 Phantom Gaming 4
第9世代のCPUに対応したマザーボード。
最初別のメーカーのZ370のマザーを買おうとしていたのですが、店員さんにもしかするとBIOS更新しないと第9世代は動かないかもしれないですよ、と言われこちらに。
(更新するにも対応するCPUが必要ですが自分は持ってないので)
以前の化石のようなマザーとは違いUSB3.0やUSB-C端子もついているので、カメラからの写真の取り込みなども速くなりそうです。
・ENERMAX ETS-T40fit
あまり知らないメーカーですが、安くてまぁまぁ冷えるということで店員さんに勧められたCPUクーラー。
店員さん曰く、6コアのCPUなら「200W TDP」に対応したクーラーがいい、とのことでした。
対応しているCPUのソケットも多いので、実際使ってみて不足を感じたらこれは他のPCに移植してもっと大きいのを買う、でもいいですね。
・CORSAIR VENGEANCE LPX DDR4 3000MHz 8GB×2
とりあえずで8GBが2本入ったパッケージを購入。これも不足を感じたらあとから同じものを買い足して32GBにしようという算段です。
本当はi5 9600Kの対応メモリはひとつ安い2666MHzなのですが、CORSAIRの8GB×2がこれしかなかったので割高ですがこれを購入しました…。
・Western Digital WD BLACK SN750 NVMe 500GB
NVMeに対応したM.2のSSDです。
前のPCではTranscendのSSDをSATAで繋いで使っていましたが、そちらの最大読出速度が540MB/sだったのに対し、こちらはなんと3470MB/s!!めちゃくちゃ速いです。
OSやAdobeのソフト、Lightroomのカタログデータなどサクサク動いて欲しいものを入れるために購入してみました。
それからなんと5年保証がついてます。すごい。
・Windows 10 Home DSP版
Windows OSにはUSBがついたパッケージ版と、DVDがついたDSP版がありますが、USBメモリがあればブータブルUSBを作れるので3000円ほど安価なDSP版のほうを購入しました。
・Verbatin USBメモリー 16GB
ブータブルUSBを作るために買ったUSBメモリ。
後々わかりますが実は買った意味がなかった…。
購入した物は以上。
パーツを買ってきた翌日に早速組み立て。
クソがつくほど重たいケースをデスク下から引きずり出して作業にかかります。
以前から使っていたPCの中身。
マザーボードから根こそぎ全取っかえなので全部外してしまいます。
電源ユニット以外撤去完了。
今回取り付ける新しいマザーボードです。
取り付けるCPUクーラーがバックプレート式(マザーの裏に支えとなるパーツを付ける)なので、マザーボードをケースに組み込む前にプレートを付けました。
マザーボードをケースに取り付け。
CPUを固定するレバーを下すとすごいメキメキと音がするのでヒヤヒヤしました(笑)
グラフィックボードやCPUクーラーをセットし、配線を繋いでいきます。
やはりフルタワーのケースだと広いので作業がラク。
一通り組み上げたら、M.2のSSDとブータブルUSBを繋いだだけの状態でUSBから起動してOSをインストールします。
と思ったのですが、なぜかここで問題が。
USBから起動しようとするとレガシーなんちゃらエラーみたいな表示が出てうまく動きません。
色々UEFI画面で設定をいじったり、USBメモリを差す場所を変えたりしたのですが改善せず。
散々悩んで結局解決できず、試しにUSB接続のDVDドライブを繋いだところ普通に動いたのでDVDでインストールしました。
USBメモリ買った意味…。
その点だけちょっと苦戦しましたが、後は特に問題もなくすんなりセットアップまで完了しました。
先週組み立てが完了し、約1週間ほど使ってからこの記事を書いているのですが、やはり前よりキビキビと動作するので非常に気持ちが良いです(笑)
新しいCPUとM.2のSSDのお陰で何をするにもスムーズです。
また嬉しい副作用(?)として以前ほどPCの廃熱が熱くなくなったというのもあります。
以前使っていたマザーボードのチップセットに欠陥があるらしく、70〜80℃とかなり熱くなっていました。
冬場ならまぁいいんですが、夏場はPCから半端じゃない熱気が放出されており、まるでオイルヒーターのような暖かさに。
でも今年の夏はその点かなり改善されるんじゃないかと期待しています。
それからUSB 3.0が使えるようになったのも地味にありがたい。
以前使用していたマザーボードはかなり古い世代のため、USB 3.0の端子は用意されていませんでした。
一応そういったマザーボードのためにPCI Expressに挿して端子を増設するパーツも販売されているのですが、そのうち今回のようにごっそり買い換える時が来るのでいいか〜と思って放ったらかしだったんですよね。
ただしやっぱり使えるようになると便利なもので、α7RIIIを繋いで写真を転送すると以前とは比べ物にならないほど速くなりました。
Macbook Pro用に買ったUSB 3.0の外付けHDDも持っていたりするので何かと役に立ってくれそうです。
自分の用途では十分使えるスペックに仕上がったので、これから7~8年はこのマザーボードのままでCPUのアップグレード・メモリの増設だけで使い続けていければなと思っています。
安めのCPUも性能が上がってきてますから、自分のように古いPCを使い続けている方もリニューアルにチャレンジしてみてはいかがでしょう?