こんばんみ。
先日キヤノンのフィルム一眼レフカメラ「EOS 5 QD」を購入しました。
自宅の近所にワットマン(リサイクルショップ)があるのですが、買い物のついでにふと立ち寄ってみるとジャンク箱の中に妙にツヤツヤしたカメラを発見しました。
ガサッと乱雑に詰め込まれた箱の中から引っ張り出してみると、出てきたのがこの「EOS 5 QD」でした。
このEOS 5 QDは世界で初めて視線入力による測距点の切り替えが可能なカメラ。
まぁ数機種にしか視線入力が搭載されなかったことを見ると、それほど必要な機能じゃなかったんだろうな、と思ってしまいますが、シャッタースピードが1/8000まであったり、連写も秒間5コマと基本性能も高い機種になっています。
で、引っ張り出したEOS 5 QDですが、わずかにアタリがあるだけで他はかなり綺麗に見えます。
光にかざすとファインダーに若干カビがチラホラありますがまぁ許容範囲かな?
EOSの中級機以下は溶けたダンパーゴムがシャッター幕にへばりついていることがよくありますが、見た感じそういう跡もありません。
ただ、モードダイアルを回しても電源は入らない…。
グリップ部の電池蓋を外すと中にはちゃんと電池が収まっています。
電池が切れているだけだろうか…?
ひっくり返して背面を値段のシールが貼ってあります。
「¥990」
ふーん…買ってみよう。
EOS 5 QDを買って帰り、Amazonで2CR5電池を購入。ちなみに電池は936円。
数日後に届いた電池をセットしてみると問題なく動作しました。
背面。
QD(クォーツデート)の名の通り、デート機能がついています。
ネットで探しても英語の説明書しか見つからないので、日付設定はほったらかしです。
上部。
肩窓付近のダイアルと背面のダイアルで絞りやシャッタースピードの設定が可能です。
左側にモードダイアルがありますが、電源オフ(L)から他のモードに切り替えるときだけダイアル中央を押し込んでロックを解除するようになっていました。
フィルム室。
内部もほとんどプラスチックになっていてチープ感が漂いますね…(笑)
ポップアップストロボを内蔵。
デジタル一眼レフだと内蔵ストロボを使うことは少ないですが、フィルムは暗いと撮影自体が難しくなる場合もあるので、あるとないとじゃ違いますよね。
さて、動いたのはいいんですが、EFマウントのレンズはすべて売り払ってしまったので、これに装着できるレンズがありません。
どうせ買うなら良いレンズがいい気もしますが、990円のカメラのために高いレンズを買うのもアレなので、マップカメラで中古の「あのレンズ」を探して購入しました。
EF50mm F1.8 IIですね。
装着するとこんな感じに。
最初見たときは正直イマイチなデザインだなと思っていたんですが、レンズを付けてあげると意外と端正なルックスかも?
ちなみにかかった総額はボディ990円+電池936円+レンズ7000円で、合計8926円でした。
これからフィルムカメラを使ってみたい人にも手を出しやすい金額ではありますが、リサイクルショップのジャンク箱から使えるカメラを掘り出すのはいささかリスキーではありますね。
今手元には35mm判のカメラはレンジファインダーの機種しかないので、オールラウンドに使える一眼レフは役に立ってくれる機会は多そう。
ちょこちょこ持ち出して活用していきたいと思います。
ではでは。