こんばんみ。
世のデジ一ユーザーの多くを占めるキヤノン派・ニコン派の方にはあんまり関係ないかもしれないですが、ソニーのミラーレス一眼オーナーのあなたにはちょっと気になるかもしれないニュースです。
海外のソニー製カメラに関する情報サイト「SONYALPHA RUMORS」に、ツァイスからソニーEマウント向けの広角レンズと標準レンズが近日中に発表されるとの情報と画像がリークされています。
公開されている画像がこちら。
記事中の表記だと、左が「Zeiss Loxia 35mm f/2.0 Biogon」、右のレンズフードがついているものが「Zeiss Loxia 50mm f/2.0 Planar」で、両方ともフルサイズEマウント向け、つまりFEマウントレンズだそうです。
ソニーは前々からツァイスの伝統的なレンズ構成に則ったレンズを発売していましたが、どうやらデジタル向けのビオゴンは非常に珍しいもののようですね。
上の画像はそれぞれ新しい「Loxia」シリーズの元になったレンズだそうです。
焦点距離とF値だけみると同じ構成に見えますが、デザインは全く違います。
ソニーのレンズのデザインにかなり近いものを感じます。
ちなみにソニーから発売されているツァイスの名を冠するレンズは、どれもソニーが企画を行っているらしく、「オートフォーカスが使えるツァイスの交換レンズはソニーだけ!」みたいなフレコミになっていますが、
この「Loxia」シリーズは完全にツァイス本家が作るレンズでソニーのロードマップには含まれないようですね。
そしてソニーの企画じゃない為か、オートフォーカスはついていません…。
自分はあんまり古いレンズに詳しくなく、ビオゴンのレンズなんて実際見たこともなかったのであまり難しいことは言えませんが、このビオゴンのレンズ構成はバックフォーカスがかなり短くないといけない設計だったそうで。
故に後玉が大きくせり出した形になっており、ミラーと干渉してしまう一眼レフとは相性が悪かったそうな。
ネットでいろいろ検索してみると、マウントアダプターを使って一眼に取り付けている方もいらっしゃいますが、バックフォーカスが長くなってしまうせいかレンズの表示距離とズレが起きるんだそうです。
また、ビオゴンの中でもレンズによって後玉のせり出し具合が違ったり、カメラに内部構造が違うので使えたり使えなかったりするので、ちょっと恐いですね。
(ケラれたりはしないんでしょうか?)
今回はソニーEマウント専用なわけですが、Eマウントはミラーレス専用の規格なのでミラーと干渉してしまう心配もありませんし、後玉とセンサーまでの距離も調節しやすかったのかもしれません。
はて、このレンズ。
お値段は一体如何ほどになるんでしょうね?
Eマウントですがマニュアルフォーカス専用なので、NEXでお手軽に写真を撮りたい人ではなく、α7でオールドレンズなどを嗜んでいる人がターゲットだと思うので人口的には少なそうな気が。
あと電磁絞りらしいのですが、目盛り付きの絞りリングがあるのはどういう仕掛けになっているのでしょう…?
電磁絞りということはボディ側で絞りをコントロールできるのかな?
そしたらリングは追従してくるの…?
謎は深まります…。