こんばんみ。
8年ぶりにキーボードを変えました。
かなり長い期間RazerのBlack Widowというメカニカルキーボードを使用してきましたが、ここ半年ぐらいで複数のキーでチャタリングが発生するようになってしまいなかなかに不便な状態になっていました。
先日PCのパーツを買った時のポイントなどもあるので、この際キーボードも新しくするか〜ということで前から気になっていたLogicoolのCraftというワイヤレスキーボードを購入しました。
このキーボードはLogicoolの中でちょっと高級なシリーズの一員で、以前紹介したMX Masterのキーボード版みたいな位置付けでしょうか。
外観はこんな感じ。
大きさや薄さはテンキー付きのMagic Keyboardに近いですが、Craftは960gと結構重く作られています。(現行のMagic Keyboardは390g)
見た目からは想像できない重さなので初めて持ち上げるときはちょっと驚きます。
でもおかげで操作中にキーボードがズレてしまうということはまずなさそうですね。
Appleのキーボードのような薄いキートップのデザインで、Magic KeyboardやMacbook Proの打ち心地が好きな人にはちょうど良いと思います。
キートップの中央は緩やかに凹んでおり、指先の感覚でなんとなくキーのどの辺を押しているのかわかるようになっています。
WindowsとMac兼用なので、一部のキーは両方のOSでの機能が印刷されています。
あと写真を撮るのを忘れてしまいましたが、キーにはバックライトがついています。
これがちょっと不思議な機能を搭載していて、キーに手を近づけるだけで触れる前にホワンと光りだします。不思議。
Craftの大きな特徴として、キーボードとしては珍しいダイヤルを備えているという点があります。
Adobeなどの対応ソフトの操作が可能な他、音楽プレイヤーの再生停止や曲送り・戻し、音量調節やブラウザのタブ切り替えなどに使えます。
このダイヤルも凝った仕掛けになっており、操作するパラメーターによってクリック感が出たり、無段階になったり自動的に切り替わるようになっています。
この切り替えが行われるたびにダイヤルの中でシャキッという何かが動く音がしており、なんかすごそう感が出ています(笑)
背面(?)には電源スイッチと充電用のUSB-Cポートが設けられています。
電源スイッチは少しでっぱっているので、背面をのぞき込まなくてもオンオフが可能です。
裏面はこんな感じ。
重量と裏のすべり止めのおかげでかなり安定感があります。
MX Masterなどと同じく、Bluetoothが無いPCには付属のUnifying レシーバーを挿して使用します。
1つのUnifying レシーバーにキーボードもマウスも接続できるので、使うUSBポートが最小限に抑えられるのが嬉しいですよね。
製品の外観などに関しては以上です。
ここからは実際に使ってみて感じた良い点・悪い点を挙げていこうと思います。
良い点
・打鍵感が良い
キーボードはパンタグラフ式ですが、メカニカルキーボードのようにある程度荷重をかけるとカクンとキーが降りるような押し心地になっており、打った感じがとても好みです。
深すぎず浅すぎないキーストロークで疲れにくく、音も比較的静かなので長文を書くにもちょうどいいです。
重量があるので打っている最中で動いてしまう感じもなく、安物のキーボードのような剛性不足でぐにゃぐにゃする感じもないので快適にタイピングできますね。
・ホットキーが地味に便利
テンキーの上には電卓やスクリーンショット、ロック画面に戻るなどのホットキーが設けられています。
個人的にはこの電卓ボタンが結構お気に入りで、元々数字を入力する時はテンキーをよく使うので、電卓ボタンで電卓を起動→そのままテンキーで計算…みたいな感じの作業ができてスムーズです。
・ワンプッシュでペアリング先を変えられる
CraftはPage Upなどのキーの上付近に1〜3のボタンが配置されており、これを押すことでペアリング先をスムーズに切り替えることができます。
作業に使っているデスクトップPCの横にiPadを置いておいて、メールやメッセージが来たな〜と思ったらパッと切り替えてiPadで返信して、パッと戻す…みたいな。
悪い点
・しばらく放置するとバックライトの輝度を忘れる
F6・F7キーでキーボードのバックライトの明るさを調節できるのですが、暗めにしても30分ほど放置して作業に戻るとバックライトがデフォルトの明るさに戻っています。
バッテリー節約のためについてるかついてないかぐらいの明るさにしておけたらいいんですが、なぜか勝手に戻ってしまうのが気になります。
・高さが低く、角度調節も不可
Magic Keyboardもそうですが、Craftも折りたたみの脚のようなものが設けられていないので高さや角度の調節ができません。
脚がついていて角度が調節できるキーボードを使っている人が使うと、慣れるまで違和感があるかもしれません。
・対応ソフトでもダイヤルが効かないことがある
Adobeのソフトをダイヤルでコントロールできることが売りのCraftですが、自分のPCだとなぜかLightroomでダイヤル操作が使えませんでした。
Photoshopだと正常に使えるのですが、なぜか自分の使用頻度が高いLightroomに限ってダメなんで、割とガッカリポイント高いです。
LightroomとLogicool Optionsを両方入れなおしたほうがいいのかなとも思いましたが、それをやって動かなかったら時間の無駄だし面倒なので放置中です。
ダイヤルが使いたいソフトで使えないなどの問題はありましたが、キーボードとしては打ちやすく満足度は高いかなと感じました。
自宅だとiPadでサクッと連絡する時などにも使いやすかったりするので、今までの有線のキーボードよりも活躍の場は増えそうです。
2万円越えとパンタグラフ式のキーボードとしては高価ですが、WindowsでもMacでも使えるMagic Keyboardのようなキーボードが欲しいという人には良いと思います。
ではでは。